天上界その後

永遠の光と

長い回廊を いつものように歩いて行く

横切る一陣の風が ほほに心地良いの

きっと今日一日 素敵な事が待っている


お助け女神事務所からの帰り道 それは

昨日の事 うわさって本当に光より早い

戦闘部隊所属のリンドの休暇での出来事

気になるのは どうしてかしら と思った


「おね〜さまぁ〜」

いつものように そういつもの事

スクルドが私を見つけて 一目散に走ってくる

「おねえさまっ 今日もご苦労様っ♪」


私がお助け女神事務所に行く日には

スクルドだけじゃなく みんなが喜んでくれる

それがごく自然に 当然の事だと思っている

私にできる事 女神にできる仕事って

人々の幸福を願い それのお手伝いをする事


そんな幸福な日々を 誰が疑うと言うのだろうか

退屈過ぎて 持て余した時間のように


世界はとても安定している

世界はとても幸せそうにみえる

世界は有り余る時間の中で

とても退屈そう


以前スクルドから貰った 私へのプレゼント

誰からかのプレゼントが 指で光る


「ふぅ」

私はため息ひとつ もらした

だって私への電話は ちっともかかってこないのだから...




 退屈な午後 退屈そうな女神さまっのため息。   




by belldan Goddess Life.