2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ハロウィンの日

題して『ベルと千尋の紙芝居』って感じなの。 とある10月の晴れた日に、俺とベルダンディーは、いつもの ようにワールウインドへ出勤した訳なのだが、何やら店先が オレンジ色に染まっている。 「わぁ〜可愛いですねっ 螢一さんっ」 目を丸くして微笑む女…

あれあれ?

「あれっ?」 スクルドは首をかしげる。それは最新号の『どぼん』に 連載中だったお気に入りの漫画の休載記事を目にしたからだ。 「ああん…続きがとっても気になっていたのにぃー!」 その漫画とは… 『ご近所魔法少女ルナルナ2』だった。 あらすじをかいつ…

あれぇ?

心に去来するのは、いつも螢一さんっの事ばかりで... 小さな想い出も、感動的な再開も全て、ここにあるから。 どうして人は、こんなにも愛しいのかしら、と自身に問う。 それはきっと私、螢一さんっを知ってしまったから、だわ。 懐かしい過去を思い返して見…

それが奇跡ってもの

日中の日差しが嘘みたいに寒さを運んで来る夕暮れ時は 近くの公園の長く伸びたブランコの影を見る度に思う事がある。 もしかしたら、君に出会わなかった俺って、とても平凡で 途轍もなく普通の人生を、ごくごく普通に生きてのだろう、と。 繋いだ手の温もり…

女神さまっ

何もほしくは無いんだよ なのに君は聞いてくる「あなたの願いは何ですか」 風が運んで来た季節 変わる時の中にでも 変わらないものって あるんだって思った 「それって何ですか」 俺は、何もほしくは無いんだよ 君の他には。 初めて歩き出した幼子のような …

神無月

う〜ん、なんて言うか、今月の忙しさは異常だ。 「はふぅ…」ヒマだな。 大欠伸をした螢一は、ごろりと畳に寝そべった。 そう、ここ森里家には、姦しい女神さまっがご滞在している のだが…今日はとてもシーンとしている。 留守にしているのだろうか。 「日本…