2013-01-01から1年間の記事一覧
物語には起承転結があると言う。 だとすれば、今現在はどの辺りだ。 時は等しく流れ、潤沢にある。 あるいは不均等に流れ、枯渇寸前だ。 思えば全ての事象は相対的で、 全ての事象は完全には終わらない。 不完全、それはただ現時点の心象かも しれないと誰か…
またこの季節がやって来た。 あのほこほことした温もりは掛け替えない。 夕焼け色に染まる空間、そこはまさに天国。 「そう、ここはまさに天上界そのもの…」 私の愛する女神さまっがその支度をした時 我は天に召されるのではないかと思った。 当然ながら「死…
いまさら思ったのですけど、2011年掲載の 「2月の朝」って言う小話は終わってなかった と言う事実に驚愕してます。 ブログで何やっているんだ!ってのがそもそも の思う所なんですが、実際何やってんだか。 とっ散らかった部屋って感じがリアル過ぎて …
「しまったー!すでに10月、ハロウィンだー!」 ここはおもてなしか、それともいたずらか… 世間では「お・も・て・な・し」とかだしなー。 しかし、肝心のおもてなしが、思い付かない。 それに、どうしてだか いたずら ばかりが 脳裏に現れては…消え…て行…
「ねぇねぇマリアベルちゃん、うまくいったの?」 「う〜ん…それがねぇ…何とも…」 「って言う事は…」 「と言う事は?」 「またちゃんと説明してないでしょ?」 「ええっ〜」 「ねぇ、なんて言って説明したの?」 「それは…その…」 あの日から数日後の事であ…
街路に灯りが灯ろうとする、少し前の時間 時折重なったり離れたりする二人の影法師は そのまま宵闇に吸い込まれて行くようだった。 思い詰めたような表情をしていた彼女は 意を決したように 「ワタシね、実は乗り越えたいヒトがいるの」 そう言って神妙な面…
不思議な事で、シリアスになればなるほど 何だかどうでも良くなってしまうのは 何故だろう。 「覚悟はあるのか?」と問われれば、 あるような無いようなそんな感覚になって しまう。なので「まぁどうでもよいか」と つい、呟いてしまう自分がいるのだが。 学…
「天国のお父さまっ…」 胸の前で両手を組んで祈る乙女がいた。 早朝、また誰も起きだしてこない時間、自室にと宛がわれた部屋で彼女は 瞳を閉じて、聖なる言葉を謳う。 それを見ていた、そのお父さまっだが… 「う〜ん、何だか俺…すでに故人になっているよう…
ご無沙汰し過ぎて、これはもはや開き直るしか、なんて 言えません、言えない。 稚拙なブログですが、足を運んでくださっていた方々に 申し訳ない気持ちでいっぱいいっぱいです。。。 体調崩して入院、退院後、即引っ越し等々ありまして現在、 ネット環境もな…
「君と出会ったのは、ただの偶然じゃない」とか何とか、 そんな事を思考しながら歩く冬の河川敷に吹く風は冷たく、 買ったばかりのベンチコートのフードを被り、少し俯き加減に 歩いていた。 あの日、そうクリスマスイブの夜に久方ぶりに川西家を訪問して そ…