2007-01-01から1年間の記事一覧

お向かいの女神さまっ

テストの成績も悪かった。 お友達に、ちょっとイヤな事言われた。 そして今日、お母さんに叱られた。 「バカー!お母さんなんて、大嫌いっ!」 全部あたしのせいなの?全部あたしの責任なの? 全世界の悲しみを背負った少女って、あたしの事なの? お母さん…

音の無い世界は

音の無い世界 音の無い世界は灰色で 誰もがひどく 不機嫌で、のろのろと 時が立つのを 待っている 二度と吹くことの無い 風とか 成長を止めた 梢の憔悴感とか そして 君は、机からペンを落としたのに 気づかない。 拠り所の無い渡り鳥たちは 途方に暮れ 水に…

I think about...you

空に舞う 思いの欠片達 拾い集めて 花弁と化す その色 その香りのある たくさんの悲しみと共に たくさんの笑顔に変えて 両手でそっと 抱きしめてみた 流れる雲間と 照らされた月が 翳りをつくり 全てを隠すのね どうか その 悲しみを分けて どうぞ その 行き…

見えない翼

クリスマス話を書こうと考えた。 そうしたら3パターンもプロットが生まれた。 選択に迷い、編集に失敗してヤケになってしまった。 そんな私に「めりーくりすます」...orz 見えない翼 見えない翼があると彼女が言ってた。 ボクにも、あるんだって... 「本当…

未来への翼

ああっ女神さまっ〜未来への翼〜 雲にかかる月の明かり 明日の予想は どんな景色を彩るのだろうか 瞳を閉じて そっと願いをこめて すべての未来が 明るく彩るようにと... 風が運んできた 異国の物語には スパイス エッセンス 言葉の意味が まるで違うのだけ…

天使の羽

あのね、去年の事だけどね… 「天使の羽を拾ったんだよ!」 「ウソだっ!天使なんかいるもんかっ!」 「ウソじゃ無いモンっ!」 「べーだ!ウソ付きっ!」 「・・・違うもん…ウソじゃない…もん」 去年のクリスマスの、その前の前の日に 仙太郎お兄ちゃんの後…

手を伸ばすと

手を伸ばすと、そこに在る愛しい人 振り返ると、笑顔が迎えてくれるから 思い切り寄り添って、良いのですよね? 小さな幸せを見つけるのが得意な彼は 何度失敗しても 「大丈夫さ、失敗は成功の母って言うだろ?」 切なくなるのだけど、確信に満ちた言葉。 い…

小さな羽

師走だってのに、ポカンと空いた休みの日に 部屋を掃除して、やる事がなくなった。 「螢一さんっ お茶を淹れますね」 ベルダンディーの優しい響き、その声に この平和な休日が、とても大切な時間だと感じた。 場所を居間に移して、俺は淹れたての紅茶を飲む …

そう言えば...

今年の12月で、ちょうど3年目なんだな。 思わず続いたブログサイト、作り出した当時の事を ぼんやりと思い出しながら、書いてます。 何もかも手探りで始めたネット活動 「ああっ女神さまっ溺愛倶楽部」 多くの方と知り合って、ネットでもOFFでも それ…

ああっ乙女の純潔っ!

ここ「聖鈴学園」は、学園内の規律を守る為に ふたりの少女が立ち上がり、日々活動していた。 二人は放課後、それはクラブ活動のような慣例で 校内を巡回していた。 「今日も何事もなかったわね、カレンちゃん」 「だね〜マリアベルちゃん」 ふたりの美少女…

新しい世界の中心へ

時折、心地良い風が吹いて来る縁側に座って ぼんやりと庭を眺めている。 「風が気持ちいいな」 それにここは、とても磁場が整っている。 それはノルン達が揃い踏みしているからだろう。 もしここに、ユグドラシルの樹があったら、それは そのまま天上界と遜…

ウルド電撃作戦w

不思議な事なのだが、時々マーラーはウルドに 連絡を取って、会おうとする。 これは某日の話、ウルドへ電話がかかる。 「で?何?あたしに用事って?」 面倒くさそうに受話器を取り、ぶっきらぼうに 話をするウルド。 「ウルド…おまえに相談したい事は、魔界…

女神が降臨する、と言う事

女神リンド… これ程「降臨」という事で物語が出来そうな 女神はそう居ないと思う。 さて、原作でもアニメでも「次の休暇に来よう」と明言した 彼女ですが、休暇に来る…と、言う事はバカンスに来る、と 言う事ですよね? ここ大事ですよね?センセー(笑) そこ…

闘う翼/愛の星

こちらではさっぱり観れなかった「闘う翼」 映像は観る価値あり、物語も然りで、出来るならば DLサイトに頼るよりも、DVDを購入して 十分堪能したい「ああっ女神さまっ」の世界観です。 TVシリーズも第1期、第2期と終了して、そして こうして特別編が…

女神リンドの憂鬱?

それは神々の黄昏でもなく、ラグナロクでもない。 それは戦乙女の憂鬱、視線の先のあるのは光か、闇か... またしても森里家に女神が降臨したそうだ。 上司でもあるペイオースの御使いが主なのだが、それでも 簡単に降臨してくれる…まぁ、でもそれがユグドラ…

出会いの時/予感と共に

出会い…それは終末からの旅立ち。 オレはきっと、出会う前から恋をしてたんだ。 彼は立ち向かう。それは怒涛の波間に見える 約束の地を求めて、旅立った船の動揺のように。 それは、ごくありふれたシチュエーションで まるで漫画か何かのような、そんな演出…

遥かなる想い出/不思議な未知の話

マリアベルはウルドの武勇伝を聞くのが好きだ。 遠い日の出来事、それは彼女にとっては想い出でも マリアベルにとっては、不思議な未知の出来事。 「あの時は、そりゃ参ったわわよ〜」 ウルド姉さんが、遠い目をして追想しているのを ワクワクしなから、その…

好きになる理由 好きになる瞬間の事を覚えてる? 面影を辿る道 坂道を少し登った先には小さな 小さな花畑があって 風に揺れる花弁を見詰めて 流れる時間が止まった気がした 彼の横顔を その見据える未来の時を たくさんの思いが交差する 交差点で 私は息を潜…

あ・・・

赤信号で止まった、彼のバイク 明るい空の下、私とふたりで 甘やかされてる恋人のよう? 曖昧な返事に、ちょっとスネて見た。 呆れるくらい、ずっと傍にいるのに あなたって、どうして黙っているのかしら? あなたからの言葉を聞きたい。 あ・・・から始まる…

言葉

思いを乗せて 小さな船 その名は 言葉 夢の続き 帆をあげて 風を求めて 大海原へ 思いは募る 届けたい思い それが愛なら 時を紡ぐ女神の恩恵に預るだろう それは何か とても良い言葉 それはきっと とても良い言葉 幾千の星 銀河の彼方からでも 幾多の時代を…

すべての出来事が ”もし”と言う言葉から 始まったのなら... 出せなかった手紙とか、いつまでもすれ違うのを 待っていた廊下とか、そんなささやかな事でも良い 君という存在を、どこかに感じていたい。 遠くから見つけた、後ろ姿とか 風になびく長い髪とか、…

気紛れに散歩した海岸線 異常に素早く走り去る雲たちを見詰めていた。 潮風が香る その場所から 一瞬にして 空気が変わる 無風状態になる。 空に旅立つ 鳥たちの姿も消えて 世界は 音の無い空間と変化した。 刹那 一陣の風の軍が到来して来る。 砂塵をはらみ…

音楽

鳥よ 白き鳥よ その羽に風受けて その瞳に 何を映して来たのか 夢と未来へ 進む翼よ 風に乗りて 心溶かす 久遠の大地へと その進路を 変えることもなく 進んで 世界の果てへ 世界の果てへ... 日中はとても、うららかな陽気で、それは 言うなれば、洗濯日和と…

星の夜

星の夜 その2 上空に流れてる風が、とても早く移動している。 気温が下がりそうだ、と俺は考えたが、それにしても 今にも降りて来そうなほど、星空が近くに感じる。 バイクを止めた避難所のような場所にはベンチがあって 昼間なら展望を楽しむ事も出来ただ…

星の夜

君の瞳に映る宇宙は、どんなのだろう... うっかりしていた。 実にうっかり者だと自嘲もしたい状況なのだが そう言う訳にも行かない。 「あの…螢一さんっ?」 心配そうに見詰めるベルダンディーに向かって俺は 「ああ、大丈夫さ…」と心許なげにしか言えない。…

That’s it

数日間、更新してませんとリンク先がすごい事に なっている(苦笑) 別に2次創作のストックが枯渇した訳では無くて 大体がプロットで止まり、浮遊している。 書き出す為に必要なもの、それはカタパルトのような 発射台のような(一緒か)、後押しが必要なのね。…

文化と日常

文化の日。空は晴れて、心地良い風が吹いていた。 ある事件の後、幼子を連れて天上界から再降臨した 女神ベルダンディーは、最愛の思い人、森里螢一の元へ 「ただいま帰りました…螢一さんっ」 「おかえり…」 ふたりの間に、愛の結晶とも言うべき存在が 無垢…

お喋りな風と

風が心地良い秋の日の夕暮れ時に 久しぶりに二人きりになれたのは幸いだった。 「螢一さんっ お茶にしませんか?」 と、ベルダンディーの誘いも快く受けて 先に俺は縁側で、ぼんやりと庭を眺めていた。 日中の陽気から一変して、この時間帯は風向きが 変わっ…

世界観は君の主観?

原作に忠実=原作の世界観を表現、と言うのは無理がある。 「ああっ女神さまっ」の世界観は、見る人の数だけ世界を 展開して行くのだからね。 それでも原作の世界観を汲み取って、それを模倣して行くと 何か共通点が見えて来たりする。 それがデジャヴュでも…

あの言葉

アフタヌーン12月号「ああっ女神さまっ」 最新話を拝見し、改めて感じた。 「そうだ、だからこの原作が好きになったんだ」 そこから自分でも、ふたりの進展を楽しみにしたり じれったく思ったりしながら、歴史を刻んで来たんだよな。 途中、アニメOVAに…