2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

お喋りな風と

風が心地良い秋の日の夕暮れ時に 久しぶりに二人きりになれたのは幸いだった。 「螢一さんっ お茶にしませんか?」 と、ベルダンディーの誘いも快く受けて 先に俺は縁側で、ぼんやりと庭を眺めていた。 日中の陽気から一変して、この時間帯は風向きが 変わっ…

世界観は君の主観?

原作に忠実=原作の世界観を表現、と言うのは無理がある。 「ああっ女神さまっ」の世界観は、見る人の数だけ世界を 展開して行くのだからね。 それでも原作の世界観を汲み取って、それを模倣して行くと 何か共通点が見えて来たりする。 それがデジャヴュでも…

あの言葉

アフタヌーン12月号「ああっ女神さまっ」 最新話を拝見し、改めて感じた。 「そうだ、だからこの原作が好きになったんだ」 そこから自分でも、ふたりの進展を楽しみにしたり じれったく思ったりしながら、歴史を刻んで来たんだよな。 途中、アニメOVAに…

ああっ女神さまっ〜新章〜

I just call to say,I thank you.言葉に出してみれば、そんな感じなんだろうと 俺は感謝の思いで充足された心を素直に 受け止めていた。 二人で歩いて来た道程は、それ自体が奇跡の 道程のように、俺達の前に敷かれていたんだ。 長い春。 それはとても長い春…

モチベーションの問題なのか

気がつけば10月は20日になってた。 「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」キャラデザインは もちろん中嶋さん♪そして中嶋さんと言えば「マリみて」 「プリプリ」でも活躍されてました。 だからなのか、エンディングのアニメはすごい事にw 後、惜しいのはメ…

秋の嵐?

そう言えば「フルメタル・パニック」新作が 微妙に遅れているような気がする(笑) 遅れてる、と言えば「涼宮ハルヒ・・」新作も そうなのだが、待つしかないですね。 秋だけに、新作はたくさん登場するし 書店に行っても、何が何やら…って感じで どうしてだか…

落ち葉の音が...

映像作家である、新海誠氏の作品 「秒速5センチメートル」が小説化された。 それも本人が文章化したと言うのだ。 とても興味があります。 詳細はhttp://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/ 映像作家と言えども、作品を構築する際は シナリオとして、物語を文章にす…

豊穣の秋に

女神たちが睡眠している。 それだけの事、それだけの事なのだけど 彼女たちの、その安らかな寝顔を見ると こちらまで、幸せを感じてしまう。 さしずめ俺は、女神たちを護る騎士だな、とか いつか読んだ勇者の物語のように、最愛の姫を 悪者から救出して、そ…

乙女のスールな日々...

マリア様がみてる「薔薇の花かんむり」拝見。 思えば31作目で、やっとこスールになった 祐巳と瞳子…感動のシーンを!と思いきや、割と あっさりとした展開に「あれ?」と思った貴兄も 多かったと思われます。 しかし何もかも、ここから始まるであろう二人…

時の来訪者

「森里く〜ん、ちょっと留守番頼むわねっ!」 千尋さんは、ベルダンディーの腕を取り、いそいそと 出掛ける準備をしている。 「あのぅ…螢一さんっ?良いんでしょうか?」 ベルダンディーは、俺の方を見ると、少し不安げな顔で 「あの…私もお留守番すると、千…

ボサノバ

創作活動にかかせないのが音楽です。 BGMとして、あるいはインスパイアされる為に お気に入りの音楽を聴きながら、文章を書いてます。 アントニオ・カルロス・ジョビン 「イパネマの娘」 スキマ・スイッチ 「全力少年」 らき☆すた キャラソン パトリシア…

10月の雨

ワールウインドからの帰り道、いつもは通り過ぎる書店に ふと目が留まってしまって、路肩にバイクを止め店の前に立った。 「螢一さんっ?何か…探し物でも?」 サイドカーから降り立った俺の女神さまっは、不思議そうにしてた。 「うん、ちょっとね・・・」 …

カレンの家族

カレンはオテンバさんだ。いったい誰に似たのかしらと モルガンはため息をついていた。 「君に似たのさ。だってそうだろ?すごく可愛いもの」 アンディは陽気に答える。 「そんな事言っても、何も出ませんよ〜」 プイッと横を向くモルガン、でもその瞳は微笑…

物思う秋に

「CLANNAD」が始まった。 内容は良く知らないが、キャストがステキだ。 例えば、古河パン屋さんの家族とか、ね(^^ 何でかと言うと、多分次回、拙ブログで掲載するであろう 「〜奇跡の子供たち〜」の設定に大きく反映されそうな そんな予感があるからだ。 …

潮風に吹かれて 2

夏の終わりを感じたいと思った。 最後の夏のしっぽを捕まえて「バイバイ」って言うの。 面白いと思わない? 思いつくまま走らせた愛機が着いた先は、南紀だった。 以前、ベルちゃんと森里君とで行くはずだった九州の地 その前に立ち寄った…と言うか、ここで…

潮風に吹かれて

海岸線をなぞるような道に、愛機もゴキゲンな エキゾーストを聞かせてくれる。 右へ左へとワイディングロードは続く。 海が見えてきた。 潮風に街路の木々も揺れる。心地良いリズムはサンバ このまま何処までも…そんな気分なのだ。 ちょうど頃合の時間、休憩…

キャンディ・ポップ

恒例のミーティングと称して、あたしと仙太郎は いつもの河川敷へと自転車を走らせた。 風が心地良い、季節が移ろうのを感じる。 夏が過ぎて、秋が来た。そして冬に備えて、あたし達を 優しく包んでくれているこの大自然が胎動するんだ。 「ねぇねぇ〜仙太郎…

お茶の時間

「これ、頂き物なんだけど・・・」 そう言って私に手渡してくれたのは紅茶だった。 深い色のアッサム・ティ。 ミルクティーに良く似合うと思う。 「わぁ〜ありがとうございますっ 螢一さんっ」 私はそれで飛びっきりのミルクティーを彼に 「さっそくお茶を淹…

ツーリング日和

風に含まれる湿度が変わった。 朝、起き抜けの時間帯に、ふと思った。 「そうだ、ツーリングだ」 そう思って、また寝てしまった。 「と、言う訳なのよね〜」 千尋さんは、笑いながら話をする。 俺も最近はツーリングなんぞ行ってないしな〜と思った。 「それ…