2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「〜奇跡の子供たち〜秋」

幼稚園から秋の遠足に行った。 お家のみんなで、お月見もした。 「ほらね、お月様にはウサギが餅つきしてて…」 ママがニコニコしながら、あたしに言った。 「餅つき?」 「そうよ♪」 あたしがじっと凝視してると、ママは驚いて 「マリアベルったら…まるでお…

あなたが輝くとき

西村由紀江さんの「あなたが輝くとき」 ピアニストの日常、葛藤などを綴ったエッセイです。 同名のCDもあります。 お話を作る時とか、掲載時に聞いてたりする音楽です。 ベルダンディーは歌う事が好きと言う設定です。 音楽が流れる空間に身を置いて、出来…

秋の風景

「月が綺麗ね」と君が言った。 その月の光を浴びて浮かび上がる君の顔 幽玄に儚く映るような、肢体のシルエット 「ねぇ、そう思わない?」 見返った姿を、何に例えれば良いのだろうか。 言葉を失った瞬間、本当の思いが込み上げて来る 夜風が頬をくすぐるよ…

One More Time

祝、20周年♪「ああっ女神さまっ」 アフタ最新号では、藤島氏のインタヴューが掲載され 最後に「できればもう一度 劇場版『ああっ女神さまっ』を やりたいですね」との記述が! 世間的には今更感も否めない、今では古典的作品でもある 「ああっ女神さまっ」…

祝っ!「ああっ女神さまっ」20周年っ

いよいよ到来しましたね〜(^^ 秋のスペシャル版が待ち遠しい日々を送ってますが 皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私も微力ですが、お祝いとして… 2次創作「〜奇跡の子供たち〜」を展開予定です。 アラスジとしては... 例の事件から、程なく過ぎた日々…

雑記とか

2次創作「ああっ女神さまっ〜奇跡の子供たち〜」キャラクター設定 森里マリアベル:このお話の主人公。女神と人間とのハーフ。 作中では、小学一年生(随時変更あり)父親の友人の薦めで 私立聖鈴学園、小学部へ進む・・・。 性格は母親譲りで、おっとりして…

空が笑うように...

ステキなプレゼントのような訪問客を見送って 螢一、ベルダンディーそしてスクルドは正門をくぐった。 「マリーミ、とっても幸せそうだったね〜!」 スクルドが我が事のように喜び 「そうね、嬉しかったわ。来てくれて」 と、ベルダンディーは微笑み 「俺…兄…

What’s new ?

最近調子が悪いので、実にアレです(^^; とりあえず、って事で別館に「LIFE」から 2章、3章そして4章と再掲載しました。 何分書き始めたばかりのお話ですし、部分的にも 不具合がある(かなりテンコ盛りに)ので訂正できる 部分は、できるだけ訂正しまし…

今更?あとがき(笑)

以前書きました「LIFE」から、今回連載させて頂いた 「Summer Breeze」「Solid Black」に至り、再登場した オリジナル・キャラクターである、マリアベル。 2次創作の基点である原作から、少しはみ出して 原作のキャラクターと共に歩き出す存在の登場です。 …

ふたり…三人の散歩道で

風に揺られながら、まるで踊るように 君の後姿、ついて来る影法師 小さな影 大きな影 並んで歩いている 夕暮れの時間 近くの河川敷で。 重なる影、日が沈む内に長くなる 君は小さな手を握り、まっすぐ前を向いて 歩いている。 小さな手 可愛い手の平を愛しそ…

日記だな。

子守唄を作って書いた。 場面は、森里家の居間で、縁側を望むカメラ目線だ。 マリアベルは小さなベッドで寝ている。 螢一は、その寝顔を見ながら歌を歌っていた。 そんな感じの文章を、ダイレクトに書いていた。 なのにバカPCがヤケを起こして、消しちゃっ…

Fall is here

朝が肌寒い季節になった。寝巻代わりにしてたTシャツに代わり ちゃんとした寝巻をベルダンディーが用意してくれた。 秋って季節は、俺にはどうにも中途半端に思えて仕方ない。 それは雪国で育ったせいなのだろうか、印象に残る季節と言えば やはり冬なんだ…

Song of Stars.

それはまるでソリッドな黒のような空間。 宇宙がまだ、宇宙と言えるまでの長い時間に 小さな思いが芽生え、育って行った話をしよう。 この宇宙には、たくさんの銀河が存在して、それぞれの活動を 行っている。その中のひとつ、その銀河が生まれた時の事 ある…

Solid Black 21.

弦楽器の四重奏の調べが聴こえる中、デスクに頬杖を付いて ぼんやりと考え事をしている女神さまっが居た。 ここは天上界、ペイオースの自室であった。 「とにかく、一件落着でしたわね・・・」 すべての業務を終え、件の影騒動も収まった。 ノルン達も、拡散…

Solid Black 20.

それはまるで、ひとり取り残されてしまった少女のように 悲しくて、切なくて、だた泣く事しか出来なかった。 わたしはこんなに小さくて、儚い存在だったのか? 「マーちゃん マーちゃんっ!起きなさいっ!」 わたしを呼ぶ声がする。それはとても懐かしい声だ…

Solid Black 19.

久しぶりにベルダンディーと散歩に出かけた。 二人きり…ではなくこれからは三人って事になる。 スクルド謹製のスペシャル・ベビーカーに乗った マリアベルは、始終ご機嫌だ。 河川敷の遊歩道に出て、川面を見ながら歩いて行く。 風が心なしか冷たく感じられ…

Solid Black 18.

暗闇の中、手探りで歩いていた時間 迷宮の中に踏み込んでしまって、途方に暮れていた時 そんな時も、きっと探し続けていていたものは同じなんだ。 数日後、ベルダンディー達が帰ってきた。 それはちょっと買い物に出かけていた。そんな感じで。 「螢一さんっ…

Solid Black 17.

天上界ユグドラシルの中央コントロール部屋 モニターに映し出されているのは、ノルン達が抑えている 制御した世界の繭だ。そして、もうひとつがベルダンディーが 構築した世界、空間だった。 その空間に異変が起こる。激しく揺り動いた後、光が消えた。 「ペ…

Solid Black 16.

光が見える。そういつか見た事のある光りだ。 その光は、線を描き降臨して来る。 黒い子猫が、俺の横にちょこんと座っている。 俺は起き上がり、周りを見渡した。 ここはお寺の母屋で、俺は居間に居る。 「何だったんだ?今のは…」 夢?きっとそうに違いない…

Solid Black 15.

遠くへ行きたいと思った。 手を伸ばして、届きそうな場所へ。 空へ、風を切って走り続けたいと思った。 その翌日、俺のバイクが故障した。 講義に出遅れた。バイトにも行けなかった。 財布を落とした。雨に祟られた。 ずぶ濡れのまま、寮へ帰った。 流れる雨…

Solid Black 14.

ユグドラシルの中央コントロール室にて ペイオースは愕然としていた。 「まさか、あれが影だなんて…」 ベルダンディー達の拡散した力が集約するまでの時間 ノルン達の力は無効になってしまう。 オペレーターから伝令が入る 「ペイオースっ!地上界に異変が!…

Solid Black 13.

ノルン三女神 時の守護神がその闇を包囲した。 時間が止まる。この空間の再構築が行われる。 それは繭の様な形になった。 「さぁこれで大丈夫だわね・・・あ、あれ?」 「姉さん?」 「ウ、ウルドっ!まさか失敗したんじゃ・・・」 ノルン達が再構築を行った…

Solid Black 12.

そこには幾つもの扉があった。 あたりはとても暗かったが、それでも扉の向こうには 光が灯る場所もあった。 もしかしたら俺は眠っていたのだろうか。 これは夢かもしれないと、考えたが自覚は無い。 とにかくこの場所がどこで、そして俺は出口を求めて さま…

Solid Black 11.

世界は夢を見る。 荒涼とした風景、豊かな草原の風景。風が舞う。 遠い記憶、無くした心のカケラを探しに行こう。 成す術が無い。 ワルキューレ隊のリンドは仲間達の攻撃を見て思う。 全ての攻撃が無力化されるその様を、吸収されて行く 部隊の力を見て、撤…

Solid Black 10.

季節の変化、それは空を眺めながら感じた。 クッキリとした輪郭の雲と、淡く薄く流れるような 秋の雲が混在する空を見て、そう思った。 汗ばむ陽気も、突然変化する気温も全てが季節の変わり目 なんだと感じた。 ヴェルスパーの機転で、得体の知れない何かか…

Solid Black 9.

天上界ユグドラシルへ魔界ニグドクから連絡が入る。 ヒルドからのホットラインだった。 連絡を受けたオペレーターは戦慄する 「ペイオースっ!ヒルドから連絡が・・・」 ヒルドは手短に事の次第を告げた。魔界の戦闘部隊及び マーラー率いる策敵部隊がある世…