2012-01-01から1年間の記事一覧

ああっ女神さまっ+

クリスマスなんて縁が無い。そう思っている男子生徒は多分、 星の数ほどいるんだと思う。それなのにクラスメイト達は口々に 言う。「俺…約束があるんだわ」とか「ちょっとヤボ用でな」 とかニヤニヤ画像満載で言っている。 ああ、これも時節の成せる業なのか…

ああっゲートの向こう側

・・・と。言う訳でふたりはゲートをくぐって行った。 「ふう…さてさて、どんな結末に…」 最新刊のアフタのページをめくる度、事の成り行きが気になり 何も手がつかないのは更新をサボっている言い訳にしかならない のだが、しかしあの娘ではないが「私、気…

ああっ女神さまっ+

完全な不意打ちだった。なのに俺は 「やぁ」 やぁって、何だ? 色んな事がぐるぐる駆け巡る頭の中には、 いつも決まって 照れ隠しのようなセリフだけしか浮かばない。 本当に、本当は聞きたかったのは俺の方で 「何しているの?」とかそんな有り触れた 言葉…

ああっアンザスさまっ

近況など。 原作ああっ女神さまっ 佳境突入って感じで ハラハラドキドキなアフタヌーン発売日です(笑) 20年目にして、やっと登場したお母さまっは、 実は審問官だったって事でした。 そこで登場したのが、裁きの門。 劇場版を彷彿させると言った感じです。…

ああっ女神さまっ+6

静謐な部屋には静かな電子音がBGMのように流れ 時折壁に掛けてある時計の時報がアクセントになる。 ちょうど時刻は昼時を告げた。 「螢一さんっ そろそろお昼ですっ」 その空間にあるのは、スタイルの良い事務机と椅子と そして麗しい女神さまっの微笑み…

ああっ女神さまっ+

三月ウサギは気紛れなのだっ! 「ちょっと、そこ!遊んでないでちゃんとやりなさい!」 「あ、遊んでなんかないですよー!」 「手がお留守です!」 「はぁ〜い…」 エプロンドレスが初々しい美少女と、麗しい褐色の肌の美女が 他力本願寺の境内で、何かと格闘…

ああっ女神さまっ+

そもそも、この俺が主人公だなんて思ってなくて、 クラスメイトの小野寺たちは「俺たちがガン○ムだー!」とか ヒーロー気取りでいる事に辟易している自分がいる。 物語の主役?それって何だよ?ってのが俺の回答であり、 穏便な生活をこよなく愛する平凡な高…

ああっ女神さまっ+

誰もいない冬のある日に彼女はひとり、校庭に立っていた。 北風になびくプラチナと金色の混じった長い髪はまるで 野生の猛獣の王のような威厳と気品を醸し出しているよう。 遠くを見据えるその瞳は、一体何を見ているのだろう。 時折雲が太陽を覆い、そして…

ああっ女神さまっ+

心通わせる事って、とても大切なものだって、それは何時だって 教えられるものなんだ。 大事にしたい、出会う全ての者たちを。 あの頃のあたしって、本当にイヤになる程ワガママ娘だったと思う。 とは言うものの、それでも一応頑張って来たつもりなんだけど…

ああっ女神さまっ+

恋ってさ、特に若い頃の恋ってのは、エネルギーの迸りが 互いを惹きつけ合うものなんだよね。 類は友を呼ぶ、とか。 惹かれ合い、惹かれ合うのは、そう言った意味では多分、 恋心とかではなく、まるで磁石が引かれ合うような、そんな感じ。 とか。 俺が君に…

言の葉

「愛してる」って言葉は、誰の為にあるの? 言葉っていつもそう、勝手に動き出して、主の思い通りには 行かぬもの。 飛び出した言葉は風に吹かれて、いつしか何処かへ行ってしまう。 それが偽りの言葉なら、出会った人たちを悲しませ それが真実の言葉なら、…