2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

女神さまっと森の妖精達。

今日で1月も終わりだねー。2011年まであと少しだねー。 それは置いといて。 天上界の森には、一台のピアノが置いてあって、森の住人である 妖精さん達が、その周りに集まる日があるんだ。 若い男の神さまっが、時折そこに来ては、思い思いの音楽を 奏で…

現在思案中。

それはまるで、時が止まったかのような場所で、ふたりは そして、まわりのみんなは楽しげに暮らしていた。 「うん、俺の恋人は、女神さまっなんだよ」だなんて、一体 誰に告げれると思うんだい? そして、ちょっと諦めにも似た溜息を付いて、森里螢一は 自室…

古いアルバムの中に

風の属性 香るそよ風に わたしが、真っ先に!と思ったの小さなつむじ風 いたずら好きな天界のコリドーを 螺旋の階段をすべるように 上昇してきっといつか わたしのような風の天使を お友達にしてねゆれる木の葉 陰影映し出す光今からの約束よ 愛しているわ。…

古書を探して

それはきっと遠い未来のお話 それはきっと遠い過去のお話 神聖なる満月の夜を待って 時を遡る様に 書架の中を旅しています 私の可愛い相棒と共に 風の凪いだ夜 サイリウムの光の中に映る世界は きっと懐かしい未来の想い出 「ほら、あの書棚の上 あそこにあ…

福引編(おわり)

「け、螢一さんっ そんなにガッカリしないでっ」 福引を終えた螢一に、成す術もなく声を掛けるベルダンディー。 ガッカリと頭をうな垂れた螢一は、3等賞の商品券を手にして 1等賞の景品である、ペアでハワイ旅行の垂幕をボンヤリと 見続けていた。 ああ、…

それはさておき・・・

あぅ、ちょっと放置し過ぎた…。 理由は… 1.何も書く事が無かった。 2.ふわふわタイムだった。 3.忙しかった(何が?) 4.自分探しの旅に出ていた。 と、こんな事を書くよりも、例の続きを掲載しようよ と、自身に問うて見た。 そして答えは...。 閑話…

福引編(男の戦い)

そんな訳で、螢一とベルダンディーは猫実商店街へと向う事と 相成るのである。 しかしここで、はてな?と思う事がある。 あの姦しい小姑であるウルドとスクルドが着いて来ない。 ウルド曰く「あ〜メンドクサイから、お酒だけ頼んだのよね」 スクルド曰く「あ…

男の戦い(死闘編)

「ふふん〜面白くなって来たわねぇ」 「ね、姉さんっ」 「寒いのに…バカじゃないの?」 「スクルドまで…」 さて、玄関先から庭まで向かった男三人の行方を、こうして 女神三姉妹が揃い踏みしてのご観覧と相成った次第で。 「行くぞっ!大ちゃん!」 「おうさ…

男の戦い(戦闘開始編)

男…いや、漢には避けては通れぬ時がある。 漢の行く道は、まさに坂道のようだ。 気を抜けば、まっ逆さまに転落するしかないのである。 「あ、お客さまっかしら?」 螢一に給仕しながら、玄関先に心を配るベルダンディーは 「ちょっと私…見て来ますね」 と腰…

男の戦い(乾布摩擦編)

風が冷たい昨今ですが、日中は雲間から覗く太陽の日差しが とても心地良いものですね。 街の中、建物の影との間に生まれる光の贈り物は、それだけで 何という大きな喜びなんでしょうか。 何時もは日差しを嫌って、日傘などを差しているご婦人達も この時ばか…

勇気をもって

この世界は玉石混交なんだもん 人の心の世界だって同じ だけどきっと君の周りには それを教えてくれる人がいる 迷いながらでも進んで行けば 道は開かれると思うんだ。 そして君はすでに知っている どんな時も精進し努力すれば おのずと結果はついてくるって…

初詣に行く

「ねぇねぇ、マリアベルちゃん。今年って寅年なんだって!」 地元、猫実神社に初詣に参ったふたりが、その界隈の出店にて たこ焼きを買い食いしていた時の話である。 カレンはその瞳を輝かせながら、知っている事を自慢げに話した。 「トラ?しってるもん!…

謹賀新年2010.

気が付いたら、すでに除夜の鐘は鳴り終わっていた。 自室、そして布団の中にひとりで俺は天井を見詰めていた。 「ふぅ…ごほん…」 周囲を見渡してみた。いつも煩雑している部屋はすっかり 片付いていて、そして、小さな石油ストーブの上にある ケトルから白い…