2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

水の妖精 7

滑るようにして事務所に入って来たノーブル・スカーレット ヴェルスパー達に、目線で状況を伝えようと躍起になる。 それを逸早くキャッチしたのが、ランツェだった。 彼女はヴェルスパーを覗き込むと、哀願するような表情で スカーレットの願いを聞くように…

変わる季節の詩

8月もそろそろ終わりですね。 夏休み…それは遠い記憶(笑) ところでアフタ最新号で、ベルちゃんが螢一くんの為の 誕生日プレゼントを探しに行く場面があったのですが 彼の誕生月って何月なの?と悶々としてます(笑) 原作初公開なんですよ?気になりませんか…

水の妖精 6

夢中で飛び出した、スクルドの小さな天使は その小ささ故に、飛行距離はかなり制限されていた。 ゆえに行動範囲も狭く、他力本願寺までは、どう考えても 無謀な距離だ。 ノーブル・スカーレットは、ヴェルスパーの事を思い出した。 そう、彼には使い魔で、以…

ヒルド母さん、繁盛記(ry

「う〜ん、筆が乗らないなぁ」とか思っていたら、なんと! アフタヌーン最新刊が発売されてるじゃありませんかっ! 付録、イベント等々目白押しですっ!さぁ!買うしかっ! 新章に突入した最新話、新たなキャラクターも登場し しかも魔界の話!これは面白く…

水の妖精 5

河川敷、川のそばまで歩み来たスクルド達は まず法術を使って、簡易ゲートを作成した。 「これで帰れるからねっ」 スクルドはシレナに微笑みながら言うと 彼女の両手をとってお別れをする。 「ごめんね、あたしのせいだね...でも、これで大丈夫だよ」 自分の…

想い 宇宙(そら)へと

突然ですがマクロスFの話を。 最新話で、とうとう告白したクランさん。 愛する人の戦死により、叶わぬ恋となってしまった。 実に無念です...。 ハンデキャップを背負った幼なじみと言う設定から 醸し出されるのは、とても甘く切ない恋心で。 物語の進行上、…

幸せな日々

幸せな日々 本当に神さまっているんだろうか 太陽は輝き 風はそよぎ 空気が冴えて見える 心澄ませて 耳を欹ててみよう 聴こえるかい あの歌 天使と君が清らかな声 揃えて空へと 幸せな日々 俺は縁側で寝そべりまどろみの中 目を閉じて 自然にリズム刻む 鼓動…

部屋とTシャツと女神さまっ

朝夜が少し涼しくなって来た、今日この頃。 それでも日中は残暑が猛威を奮い、まるで我慢大会をして いるように思われる。 そんな事を思うのは、多分俺一人だが。 汗をかき易い季節、こまめに水分を補給し、こまめに下着を 取り替えるのは、言わば必然なので…

そんな 君だから

ほしい時に無いのが、必需品。 探しても見つからないのが、大切な品々... 温存していたデータが無くなって、途方に暮れているのが 私なのは言うまでもありませんが。 「さよなら女神さまっ」1話〜3話くらい? 「水の妖精」次回〜ラスト? 「マリカレ話」何…

データぶっ飛んだ...orz

もう… 最初から書くしかねぇ... 画像は遠藤ローナさん。藤島氏の「eX-D」から 作画は卯作さん。 「ウルドさぁ〜ん…例の法術、螺旋何とかで、時を 巻き戻してぇー!」 「無理」 「そ、そんなぁ...」 「お〜ほっほ…お困りのようですわねっ」 「困ってますが、…

何かの記念日として

久しぶりと言うか、思い余って、と言うか ブログタイトルを変更、中身はそのまま(笑) こちらを始めた時、ちょうど閏年、つまり オリンピック開催年(どこで開催かは失念:笑) ちょっと早い気分転換期か、それは分からないが 何かの記念日として。 記事一覧を…

水の妖精 4

大きなタライにあった水の量がしだいに減って行く。 それに遭わせてなのだろうか、シレナにも異変が 生じて来る。 早くこの状態から脱しないと、彼女の身に危険がある かもしれない。 そう言えば、少し前から元気がなさそうな気配だ。 それに、こんな状態が…

序章「さよなら女神さまっ」

慌しい日常。それが森里家の風習なのかどうか それは分からないが、俺の元へと降臨した女神さまっの それはそれは慈愛に満ちた生活は、幸福そのものだ。 だが、一抹の不安も無いとは言えない。 夜、眠る直前、それが静寂の一時なのだが 俺はそれを、至高の一…

水の妖精 3

風が通る水辺の町に 愛した男がいた まだ明けぬ空 水鳥が翼休めるように 眠る まどろむ その優しいゆりかご 仄かに生まれる感情 愛しき劣情に 舞い上がる感情 背徳の愛情 見つめる先に 水平線の彼方に 太陽が昇るまで そばにいてほしい 冥府の鍵 失われた門 …

水の妖精 2

肩にかかった髪の毛から、水滴が滴り落ちる。 その虚ろな瞳には、悲しみの色が映っていた。 「ここは、どこですか...」 そして、繰り返し自問していた唇から言葉が消えて 小さな女の子は、俯いてしまった。 ヴェルスパーは、この者がこの世界の住人では無い…

そこにいるのは

そこにいるのは あなた わたしはひとり 小さな願い 泡沫のような時の中で であう 吹かれて風 香る世界の中で そこにいるのは あなた わたしはひとり 淡い思い よるになり あさがきて また 夜になり 朝が来て あなたの背中ごしに見えた ひかりが せつなくて …

水の妖精

「おっじさーん!居るっ?!」 河川敷の外れにあるジャンク屋に訪れたスクルドは 満面の笑みを持って、事務所の入り口を開けた。 「あれぇ…留守なのかぁ...」 数日前に発見したデバイスの購入費用を、今日ついに 捻出できたスクルドは、矢も立ても堪らずにや…

夏の風景 その2

「螢一さんっ?螢一さ〜ん?」 ベルダンディーが俺を探しているようだ。 「あー裏のバイク置き場に居るよー!」 パタパタとサンダルの音、そして声が近づく。 「あ、ここにいらしてたんですねっ!」 「うん、何か用事かな?」 「いいえ、別に…」 「そう」 「…

夏の風景

「暑い・・・」 俺は、そう、縁側で項垂れていて、そのあまりの 軽装も、誰の目も憚らずにいた。 もしこの姿をスクルドに見られたら 「ちょ、ちょっと!ケーイチ!不潔よっ!」とか 言われそうな気がする。気がするが気にしない。 そんな夏の午後、縁側に吊…