2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「じゃあ、これでサヨナラね…意外と楽しかったわぁ」 「そ、そんな…ウルドさんっ!」 じゃあねバイバイと手をヒラヒラさせながら男に背を向け歩き出す。 その後姿は、まさに絢爛豪華、白と黒の羽が宙を舞う。 後ろ髪を引かせる…まさに天性の美貌と魅力を持っ…
カレンがそのお方の下へと行っている最中に、マリアベルは また別の事を考えていた。 そもそも…このゲームをウルド姉さまに渡したのは誰なの?… 「はぁはぁ…あの、ベルダンディーさんは居ますか?」 みんなのティールームの前に立ち、中の様子を伺うカレン。…
ゲームに興じているウルド姉さまと、なぞの転校生…この間にどんな 秘密があると云うのかしら… 「で、でも…どうやって解決するの?マリアベルちゃん…」 カレンは恐る恐るマリアベルに尋ねる。 「話は簡単だわっ! さあ行くわよっ!」 マリアベルは法術を展開…
ふぅ…風邪なのか花粉症なのか分からんが、とにかく頭痛が酷いヨ。 朝起きて、そう言えば深夜にひどい寝汗をかいて何度も起きた事を 思い出した。 「へーくしょん!」とくしゃみを2回程して、こりゃ完全に逝ったなと 思ったのよ。 布団のそばには昨夜着替え…
ありがとうございまーす。 と言う訳で、R-STYLE らりおかさん家からお持ち帰り… そんでもって、聖鈴学園中等部のアイドルふたりのイメージは これにて固定しようと思います。 妙な知略を巡らしながら、窓の外を見据える若き戦略家(笑)と その後の展開を考え…
それは昨日の事、そう3月14日… 螢一さんっから頂いたステキなハーブティと一緒に、ある綴り券が あったのです。 「わぁ、ありがとうございますっ 螢一さんっ」 私はそう言って、照れくさそうに笑う彼を見詰めながら とても幸福な気持ちになったのは、言う…
どうしよう、チョコのお返し… と言う訳で、森里螢一は悩みに悩んでいた。 とりあえず気の利いた店へと向かったのだが、どうにもこうにも 何を選んだら正解なのか、分からない。 洋服、アクセサリー、可愛い小物、どれも良くて、どれでも良くて 「こういった…
空間移動をする時って、色んな世界が見え隠れしているんだね。 「さぁ〜着いたよ カレンちゃん」 「うん…って、あれ?ここって…」 マリアベルとカレンが着いた場所、それは森里家の母屋の前だった。 ふたりは縁側から廊下を回って、ウルドの部屋まで行く。 …
モノクロームの世界に生まれた ふたりの記憶は 季節が変わる毎に色彩を帯びて 巡り合うんだよ 出会いと別れ 繰り返し繰り返しながら ふたり 出会う度に重なって行く 不思議なチカラ come into the bloom... 花咲いて。 Spring bloom. by r-style イラスト、…
そして次の日。 「はぁ〜」 聖鈴学園、中等部のあるクラスの窓側後方二番目の机につっぷして マリアベルは溜息を付く。 昨日マーちゃんに聞いても分からなかった…後、誰に尋ねたら良いの? 魔界のヒルドさんに聞こうかしら?でも、ねぇ… 「どーしたの?マリ…
話が煮詰まったと言うか、書き出せない・・・ でもまぁ、これは日常茶飯事だし、気にする事じゃない。 問題は、別の所にあってだな…まあそれも気にしない。 思えば2月3月って、何とも妙な気分で作文するとか有り得ない のではないかと思うんだ。 個人的にだが…
「ウ、ウルド姉さまっ! このゲームって…!?」 何度も問い正したが、ウルドは空虚を彷徨っているような虚ろな瞳で ぼんやりと頷いているばかりであった。 それから思い出しかのようにモニターを見るなり、コントローラーを 手にして、操作を始め出した。 こ…
ここで登場人物の紹介を。 マリアベル:女神と人との間に生まれた女の子。天真爛漫、快刀乱麻 戦略家だが、分析力は稚拙。猪突猛進型、アクセル役。 その力は母親をも凌ぎ、マジハンパねぇ。 カレン:マリアベルの幼馴染。妖精姫と人との間に生まれた女の子…