2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

The finishing touches.

「ふ〜寒いわねぇ」 縁側から庭を眺望しながら言う台詞じゃない… そんな格好で、ウルドはため息まじりで言った。 お正月から着ている和服が気に入ったのか、いつも 和装なのだが、やたら胸がはだけているし、足も あらわに出ている。さらに手には扇子まで持…

Look before you leap.

Do you swear to tell the truth,the whole truth and nothing but the truth,so help you God? She said "I do" by belldan Goddess Life. 和訳:あなたは、真実、すべての真実、そして 真実のみを話す事を、神に誓いますか? 彼女は、はいと言った。

Fact is strange than fiction.

君が歌うような 風吹いて なびく髪の行く先 見つめた そこは紺碧の海 時は夕闇の頃 潮騒 遠く 途切れて 君の 悲しみの置き場所 沖の彼方 幸せの予感 波の彼方 揺らめく小船 小さな胸に そっと 抱きしめて いたい 心 いたい Nothing is certain but change. …

終わりから始まる物語。

物に思いが宿ると言われる。 どこかの彫金師が、ある指輪を制作し作品化した。 そして作品には、その師の思いが籠められた。 それを求めた者は、その中に自分の意思を籠めた。 融合した思いは「愛しています」と。 ある青年の元へ渡ったその指輪は、青年の愛…

夢魔

これは夢、それも相当の悪夢だ。 「さよなら」彼女はそう言った。それも後姿で。 真っ赤な空へと飛翔していく女神さまっ でも どうして?俺は何か彼女にとって、悪い事でも したのか?と考えてみても何も分からない。 思考が撹乱する、視野がぼやけてくる、…

次回・・・の暴走。

「次回、マリアベルとカレンの暴走 その48回目」 「亜空間へ飛ばされた時は、ホントどうしようかって」 「だね〜マリアベルちゃん」 学校帰りに、買い食いはダメですっとお母さんに言われて いるのだが、このふたりは… 「この店のタイヤキ、美味しいよね〜」…

Old Fashion Love Song

何となくラジオのスイッチを入れて チューニングを合わせたら、懐かしい音楽が 聞こえてきた。 「スリードッグナイトか...」 まさにこの曲の歌詞のようなシチュエーションに ほくそ笑んでいたら、襖をノックする音がした。 「ベルダンディかい?」 「はいっ…

ああっ運命の前夜っ

「ふわぁぁぁ〜」 大きなあくびだ。もしかしたら、今なら何でも 飲み込めそうな気がする。 俺はコタツで、先輩に頼まれた自動車部のポスター の案を考えていた。考えていたのだが、何も思い付かない。 「しかし先輩…何考えているんだ?」 バイクいじりなら得…

マーちゃんの思い出。

「お、おぃ聞いたか?1年のAクラスの…」 「ああ、知ってるぜ…魔界長の娘らしいよな」 「君子危うきに近寄らずだぜっ」 「俺たち魔属が言うのも何だがな...」 魔界のとある学校に、魔属の長の娘が居た。 褐色の肌、そしてその眼差しはまさに長の娘だ。 しか…

マリアベルの家の話。

先日のオバケ花のせいで、マリアベルは お母さんに叱られてしまった。とは言っても 思いと行いには言及されず、結果として 法術を使用した事にのみ、その焦点は絞られた。 お母さんは、彼女がまだ半人前ですらないのだから 指導者が居ない時は、法術を使用し…

帰り道

通学路で、小さな花壇を見つけた。 「キレイだね〜カレンちゃん」 「だね〜マリアベルちゃんっ」 でも同じ花たちなのに、どうしても遅咲き の花もある。 「ねぇねぇ、この子…まだ咲かないのかな?」 「あれぇ?ホントだぁ〜!」 そこでマリアベルは、習いた…

In your dream.

If I into your dream... 夢を見た 続きのある夢を そこであなたに 出会った 小さな垣根を越えて 小さな靴音が聞えて 笑顔が空に広がる その中であたしは あなたに恋をした 小さな胸は震えて 小さな手で求めた 夢を見てる 夢のまた夢を 届かなかった梢に手が…

Rain Song

待ち遠しいのは、晴れの日だけど 今日は雨、でも悲しくなんかない。 雨の音が好き。 ほら、良く言うじゃない? 「雨降って地固まる」ってね。 それにしても、地面が固まったら どうなるんだろう?不思議よね。 仙太郎…何しているんだろう... TVも詰まらな…

記憶の源泉

さて「ああっ女神さまっ」36巻の考察ですが... 初めに言いますが、この面白いシチュエーションに 何故ヒルドさんは介入してこなかったのか?(笑) ああっ女神さまっ「記憶喪失 編」 ベルダンディーと螢一くんの安定っぷりを見て 安堵を浮かべますが、しかし…

え…と?

最後の人が108回目の鐘をつき終って 他力本願寺の檀家の皆さんが帰って行ったのは 元旦深夜…1時半頃だった。 住職不在のお寺だが、留守番を預かる人物の人徳 なのだろうか、檀家の方々、そしてご近所の人も むしろ住職の不在を喜んでいる…と、そこまでは…