2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
よくよく考えたら、ウルドに借りた、この神衣だけで屋根まで 行けたんじゃないかな? それに踏み台があれば、それは難なく実行出来たと思うんだ。 なのに、何でばんぺい君を砲台にして、シーグルのパンチ受けて こんなに空高く上昇しなければならないんだろ…
晩秋の風が、ベルダンディーの亜麻色の髪をくすぐる。 ふわりと香りを含んだ風、その中にとても懐かしい匂いを感じる。 安心できる時間と場所、それは私の螢一さんっの居る場所だわ。 ベルダンディーは螢一を思う時、自然に頬が緩んで笑みになった。 不思議…
「いっけー!」 螢一は走り出す。何だかとても体が軽い。 多分、神衣の布の特性なのだろうと考える。 フワリとジャンプ台に飛び乗ると、思いの外、体が浮かんだ。 「わわっ…」 そして、そのままシーグルの元へと、上からダイブする格好に なった。 シーグル…
でも、どうしてだか、シーグルを肩車している ばんぺい君RX が、とても幸せそうに見えた。 勿論、彼には表情と言う物が無い。無いのだが、そこかしこに 彼の彼女に対する愛情が溢れ出しているような気がする。 頬を染めて、ふくれっ面のシーグルだが、でも…
そして、しばし沈思していたシーグルだったが、おもむろに 螢一の元へと歩み寄った。 「で、アタシは何をすれば良いわけ?」 ムッとした表情は、そのままムクレたスクルドそのままだ。 「あ、いや…特に何とは…」 とっさに聞かれたものだから、名案は浮かぶ筈…
地上の喧騒を他所に、本堂の屋根の上のベルダンディーは センチメンタルな気分から一転して、今夜の献立にご執心 なのであった。 「どうしましょう・・・秋の旬と言えば?」 顎に人差し指を当て、少し傾けた顔は、少しあどけなくも 熟練の主婦の様を呈していた…
本堂の屋根に、今まさに到達しようとしている ばんぺい君RXだったが、ターゲットのベルダンディーの傍で ある異変が起きている事に気が付いた。 「にゃあにゃあー!」 本堂の屋根裏に住む野良猫達である。 夥しい数の猫達が、ベルダンディーに向かって駆け…
その時一瞬、ばんぺい君RXがうなずいた気がした。 対魔属用汎用兵器、ばんぺい君RXには数々のオプションが 用意されており、如何なる場面にも対峙出来るような仕様が スクルドから施されていた。 ばんぺい君RXは、すぐさまスクルドの部屋に向かい とあ…
思わず飛び出した俺の格好と来たら、Tシャツ一枚だった。 風は少し冷たく感じられたが、むしろその方が良いと思った。 上気した頬に当たる風が、そのまま頭まで冷してくれる。 どんな理由にせよ、彼女を悲しませた事は良くない事だ。 「ちゃんと理由を説明…
「もしかして・・・」 もしかしたら、もう螢一さんっに私は必要ではないの? 秋の風が深まる、ある11月の夕暮れに、憂いを帯びた瞳の 女神さまっが、お寺の本堂の屋根の上に佇んでいた。 時折冷たい風が通り過ぎて行く。その風に長い髪がさらされて 切なく…
11月です。しかし慌しいのは終わらないのね。 アフタ「ああっ女神さまっ」原作は引き続きRPGの世界で 藤島氏が楽しんでいる模様ですね。遊んでいる、とも言う? それはともかく、毎月拝読していますが…。 それから、2日発売されてたビジネスジャンプに…