ああっ風の集う場所っ

喪失感と言う言葉を思い出してほしい。


 俺がまだバイクの免許を取立ての頃、やっとの思いで買った
原付バイクに、異常な程の愛情を注いでも不思議じゃなかった
あの頃の話なんだけど、聞いてくれるかい?


盗まれたバイク…
それは形だけじゃなく、俺とバイクの思い出も
連れ去っていってしまったんだ。
そんなスピードは出ないけど、風と共に疾走する位の距離感と
どこまでも行けそうな爽快感があったんだ。


今、俺の元にあるBMWを手に入れた経緯とか
色々、それも一方的に喋っていた。


「あ…そう・か…」
俺は苦笑い、だってホーリーベルは喋らないのだから
「ごめん、ごめん…つい」


どうして天使だけ残してるのか…その謎を知りたいかい?
「実は俺も知らないんだ」と俺は苦笑する。


これはバレンタインの前日の話、その続きって言うか
詳細はFLASHさんのサイト
100のお題「バレンタイン」へ♪



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最近、言葉…って言うか単語でも何でも良いのだが
上手く使えてない様な気がしています...
ネットで出会う、素晴らしいストーリーを書かれていらっしゃる方々
それは2次創作でも、オリジナルでも、その方の感性、作品に対する愛情
そして世界観を構築されている手腕、スキル…etcetc
そして何よりも努力されている、その姿勢に頭が下がります。



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 風の集う場所へ 君と行こうと思った
 飛び切りの風を たくさん たくさん
 手のひらに 入りきれない だからね
 その中で一番活きの良い風を飛ばして
 探しに行こう 旅に出よう
 季節の変わり目 たどり着く場所は
 きっときっと 同じだと思うから
 君と僕と 同じだと思うから


 「偶然だね」
 気付かない振りして 傷付かないフリして
 漂う空気の中から 選んだ言葉
 たくさんの風あつめても
 静かに彷徨する 冷たい緊張感

 「ありがとう」
 「さようなら」
 それすらも言わないよ
 見えない距離に 戸惑うばかりで


 月夜に咲く花を 見に行こうと思った
 手をつなぐ 月光の道に誘われながら
 この瞬間に 悪戯に迷い込む焦燥感が
 切なさを 構築させて行くんだろうな
 彷徨いながら 恋をしよう
 夜の終わりに たどり着く明日は…


 もっとずっと 歩いて行きたい
 君と僕は そんなに遠くないから
 きっときっと 同じだと思うから
 君と僕は...
 


 風の集う場所へ  by belldan Goddess Life.