2009-11-04から1日間の記事一覧

君に届けと追い風が

「もしかして・・・」 もしかしたら、もう螢一さんっに私は必要ではないの? 秋の風が深まる、ある11月の夕暮れに、憂いを帯びた瞳の 女神さまっが、お寺の本堂の屋根の上に佇んでいた。 時折冷たい風が通り過ぎて行く。その風に長い髪がさらされて 切なく…