街のイルミネーション

 デコレイトされた街路樹 光のゲート 音に感応して瞬く時間は

 夕闇せまる時間 君と歩いた あの通りの中 ただ思い浮かべるのは


 なんだかずっと側にいるようで 忘れてしまったよ 出会った時の事

 そんな事を考えながら 歩いていた 

 「どうしたんですか?螢一さん?」

 彼女はさり気無く俺の腕をつかむと

 「ほら♪見てください♪あんなにキレイな光の束が♪」

 彼女は「ほら♪」と言って 伏し目がちな俺の視線を上へと向かせる

 ふたりの距離がこんなに近くに 君の息が 頬に触れるよう

 「キレイだな・・・」


 愛し合うふたりが いつも一緒にいる それがキレイなんだ、と

 君の笑顔 君の幸福 君の愛情のカタチは ほらこんなにもキレイだと

 でも、言えないんだよな…

 それよりも このままいつまでも こうしていられたらな。


 両思い 時々 片思い そんな天気予報な気持ち

 うれしくなる うれしくなる うれしくなる。 と三回つぶやいた。




PS:今までコメント書けないようになってたのね(汗)書けるようにしたわ
 っても誰も書かないか(笑