心つなぐもの
「あきらめられない」と彼女は言った。
遠い記憶の彼方 微かに残る移り香の記憶
もしわずかな可能性があるのなら いいえ
たとえ0パーセントでも
失われた記憶 丁寧に拾うように
石畳の上 ちゃんと前を向きながら
あなたに会いたいと思うの
心つなぐもの
もし間に合わなかったとしても
少しでもそばに居たいと思うから。
小さな女神さまっ降臨して
「ホントかよっ!」って思ったさ
まさか自分の元へ 女神さまっが来るなんて
でも…なぜか「小さい」んだよね...
「ひとつだけ 願い事を聞いてあげるわよっ♪」 と言う
「ただしっ!恋愛事限定よっ!」 とも言う
「えっ?」
オレは黙り込んだ… 「……………」
話を聞いてみると この小さな女神さまっは本当は
管理限定なんだって、だからこれは特別中の特別で
しかも「恋愛限定」なのだと言う
「……………………」
「で?ど〜するの?誰か好きな人居るの?」
「...............」
「ちゃんと言わなきゃ!分からないじゃないっ!」
「……………………」
「もうっ!帰っちゃうわよっ!」
とても怒りっぽい女神さまっなのであった。
「あの…その…」
「はいはい♪なぁに?」
「あなたのようなおね〜さまな女神さまっに…」
「うんうん♪で?」
「ずぅっと〜そばに居てほしいっ!」
「・・・・・・そ、それは・・・」
「無理スっか?」