ああっ可愛いものには弱いのよっ

ああっ女神さまっ　それぞれの翼

第１１話「ああっその手を夢をつかまえてっ」

　伝説の部長、藤見千尋さんの登場ですね♪

原作「ああっ女神さまっ」１３巻chapter.76から

「初代部長がやってきたっ」がベースの今回のお話ですが

その前に、この１３巻の冒頭を飾るお話にも注目して欲しい所

そうです、自転車の話、そしてスクルドと仙太郎君との出会いが

爽やかな風のように描かれているのを忘れてはならないですね。

さて、突然現れた先代部長の千尋さんですが

何やら迷いの様なものがあった模様です。

困った時には、初心に帰る…原点回帰と申しましょうか

彼女もまた、そういった行動に出たと言う次第でありました。

その心境や如何に…

人生はとても短いものです。そしてそれは有限のものであり

後悔何ぞしている時間なんて、夢を携えた者にとって

明らかに無駄な行為に他ならず、ましてや好きでもない事柄に

時間を費やすなんて、以ての外なのですが...

そう易々と全てが上手く行くなんて、そんなに人生甘くはないのも

実情だったりする訳であります。

ある意味、仕事として好きなバイクを、しかもワークスで働く

なんてのは、すごく羨ましい事ではあるのですが

それも何と申しましょうか、敷かれたレールの上をトレースしている

そんな気持ちも、どこかにあったのではないでしょうか。

好きな事をして、それを生業にして生きて行く…

素晴らしい事ではありますが、だからこそ、そこに葛藤が生じるのも

無理からぬ事であるのです。

本来の夢、そして物事とは、もっとシンプルであった筈なのですが

数々の経験の中で、様々な人間の中で、どこかちょっとだけズレて行く

純粋な思いが、知識を持ち、知恵を持つのはごく自然な成長だと思う

だけど…だけど何か面白くないのはなぜだろう？と彼女は考えた...

「私は、何がしたかったのだろう？」と。

答えは原点にあった。

答えは始めから決まっていたと思った。

だってまた聞けるとは思わなかったもん、だってその笑顔は

忘れていた私の思いそのものだったから。

「だって、おもしろそうじゃない♪」

「きっと楽しいと思いますよ♪」

辛い事も、楽しい事もある。それが人生だから

私はきっと何でも出来ると信じている。

全部含めて私の人生だもんね♪