ああっ初夢とその行方は...

中の人♪

なかきよ…じゃないです。
ここは森里家(笑


「新年あけましておめでとう!」
ウルド姉さんは、もちろんコップ酒で
ベルダンディーは、大好きな紅茶で
そして…スクルドは…

「姉さん?」
「ああ、あの子ならもう寝ちゃったわよん」
と、上機嫌な姉さんだった
「螢一は?」
グィっとコップを空けてウルド姉さん
「ええ、螢一さんなら、田宮さん達と”餅つき大会だとかで…」
「で、帰るのが遅くなると言う訳ねっ」
「ええ…そうなんです…」

ちょっと不満げな表情を見て、ハァンと思う
「一緒に行けばよかったのに」
「ええ…でも、螢一さんが大変だからって…」

そりゃあ、あの自動車部の部員達(一部はOBだが)と共に
”餅つき大会”だなんてねぇ
「そっか…まぁ良いじゃない、ちゃんと帰って来るんだし」

そう言って、しっかり慰める所は、やはりお姉さんだ。


森里家の居間、通称”みんなのティルームには
すでにコタツが登場している。
時の守護神、女神ウルドと、女神ベルダンディー
ヌクヌクとコタツを占拠しているのだが
それが何とも微笑ましい…と思わないか?(苦笑




「思うわよっ!」
と、天上界のコントロール・ルームで当番(宿直)してたのは
最近、1級神になったある女神さまっ…
何やらピーピング?いやいや…これもお仕事なのか
地上界の様子をモニターで見つめていた。


どうして…いつも運が悪いんだろう、と女神さまっは考える
ローテーションの加減でこうなってしまったものは仕方ないとしても
「どーして私なんだろう…」


同僚はすでにニューイヤー・パーティに出かけた
女神さまっの同僚ってのも何だか可笑しな表現だが
同じ職場と考えれば、無理からぬ事だ

「暖かそうだなぁ…」
と言っても、ここは天上界、常春と言っても過言ではない
穏やかな季節が一年中あると言って良いだろう。


「よしっ!今年は超ガンバって、地上界に行こうっ!」
と、ちょっと勘違いな一年の抱負だった。


しかし女神さまっが「…いつも運が悪い…」なぞと言うな(笑




 続くかもしれません(苦笑