明日の微笑みに

雨風が窓を叩く音がする、深夜
それからゴウゴウと雨音が響き
まるで嵐のようだわ、と思った。
私の傍で眠る 愛しき人の寝顔
どんな夢を見ているのでしょう。


それから私は、滑り込むように
愛しい人の傍らへと身を寄せる。
安らかな寝息が、眠りに誘うから
外がどんな嵐でも、安心できるの。


どんな夢を見ているの?
描かれた世界に、私は居るのかしら?


言葉にしたら、こぼれてしまいそうな
感情があふれてくる。
ここに在る永遠の時を、いつまでも、と。


この世界は、まるで箱庭にのようだわ
ひとつひとつが、まるで壊れ物のよう。
大切に大切に、育まれた愛情が紡いだ
連綿と続く物語に、あなたと私も
在るのかしら?
織り成す時間の模様、綺麗な輪郭を描いて
あなたと私、笑顔で居たい。


瞳閉じて、明日を願いましょう
元気な挨拶、楽しみにして。



昨夜の嵐が、まるで嘘のように晴れた翌日の朝
縁側から庭に降り注ぐ朝日を包まれて、あなた
「あ、おはようっ ベルダンディー!」
朝日の光、背後に従えて、まるで日輪を抱くように
あなたが笑顔で振り向いたから。


私、泣きそうになってしまった(嬉しくて)


雨は、上がっているのに ね。



 明日の微笑みに。


by belldan Goddess Life.