きみがいれば

「螢一さんがいれば大丈夫っ!」


時々思う事、振り向いた君の表情はいつだって確信的で
風に揺れる髪がその後をついて来るのがとても、とても
愛しいと思う。だけどそれって俺達の未来への招待状?
考え過ぎなんだよな、とは思うのだけれど、ね。
誰だって子供から大人になって誰かに恋して愛し合って
そしていつか二人だけの時間が訪れるんだと思ってた。
もしそれが幻想とか思い込みなのだとしたら悲しいけど
でもほら、俺の傍にいる君の不思議そうな表情を見てて
思い過ごしだと思いたい。思いたい。


「君がいれば大丈夫」


多分それが正解なのだと思いたいのだけれど、だけどね
君は女神さまっで、俺は人間なのだからどこかで時間が
食い違ってくるのは明白なんだと思うけど、それはいつ
訪れるのかは俺には分からない。分からないけど、でも
その時が来たらきっと、いやそれまでもずっと俺は君を
大好きなんだと、いや違う、愛しているんだと感じる。


「どうしたんですか?螢一さんっ?」
しかめっ面して考え事に熱中していた俺に掛けられた言葉
優しく甘い音色のような声に我に帰って
「あ、いや・・・なんでもないよ、ははは」
なんでもなくはないよな、俺は今確信したんだ。


「あ、うん・・・あのさ、ベルダンディー
ずっと俺の傍に居て欲しい・・・
「はいっ螢一さんっ」
そっと組んだ腕に、幸福なぬくもりを感じた。


「あっ!そう言えば今年の誕生日のプレゼント・・・」
「頂けるんですか!」
「何が良いかな?」
「キスが良いです・・・」



きみがいればだいじょうぶ。


by belldan Goddess Life.


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リアルが・・・リアルがぁぁぁ!
ご無沙汰しておりますです・・・。