裏通りの喫茶店

それは何でかって言うと、突然由乃さんが「若草物語」を読みたいって
言ったからなんだ…

「怜さ…ロサ・フェディタさまに言えば良いのに…」
祐巳は、呟く様に言ったんだが

「え〜!ダメダメ!怜ちゃんにはナイショなのよねっ♪」
やる気満々な由乃さんは、今日も元気だ。

そんな訳で駅前の本屋へ…

でも「若草物語」かぁ〜、そ〜言えば、瞳子ちゃん…エミー役って言ってた。
私ってば、映画でしか観てないから…どんな内容だったかなぁ?

さて、買い物も片付いたし…ってコトでお気に入りの喫茶店へ♪

取り留めないお話…いつものうわさ話とか、良いんだよね♪こう言うのって
私ってば、いつも聞き役って感じなんだけど、それが役割かも?とか

そんな事を思いながら…そう言えば、由乃さん、時々窓を見て
ボンヤリしている…

そっか!やっぱり怜さまのことが気になるんだね!

「あれ?もしかして!」
ヤバッって感じで、サッと身を隠したのは由乃さん

「ん?どうしたの?」
と、由乃さんが見てた窓の外を見ると…


 「せ、聖さまっ!」
 それにロサ・キネンシスさま、ロサ・フェディタさまも居たっ!


私…目が合っちゃった…


その後は…そうなの、元薔薇様たちが、合流…
由乃さんたら…ムーとした顔をしてるし…

「ヤッホー!元気だったかい?」
相変わらずの聖さま…何だか嬉しいなぁ〜

「今日は、聖の誕生日でもあるのよ…そうだわ♪あなた達もいらっしゃい」
ロサ・キネンシスさまの言葉…

「面白くなりそうだわね〜ねぇ由乃ちゃん♪」
ロサ・フェディタさまの言葉…

どうなる事やら…(笑)

メリークリスマス♪&ハッピーバースディ♪聖なる夜に♪


☆このSSは、だおだおっさんのイラストからインスパイアされてます♪☆