Always think about you
いつも 君を思うよ
雨上がりの水溜り 浮かぶ雲 流れる雲に
面影も浮かぶ 午後の曳航
大海原渡る風 異国の香り 運ぶ貿易風だね
風になびく 亜麻色の髪 踊るように 遊ぶように
突然の落雷 それは神の啓示か あるいは戯れなのか
陰影ふくんだ 新緑の散策
緑の木々 なでるように 山からの降りて来る風に
微笑みながら 声をそろえて 歌うように 君の声が
いつも君を思っている
幾千万の星たち それよりも
いつも 君を思うよ
季節の風が ささやくように
閉ざされた 見えないドアは 真実の言葉だけに反応して
だから いつまでも本当の気持ちだけを持ちたいと思った
君と出会って 君を思って
伝えたい言葉は ひとつしかないと悟ったよ。
螢一は かたわらに眠る 健やかな寝顔の女神さまっを見つめながら
微かな吐息と シンクロさせるように 自分の呼吸を合わせた。
「ベルダンディー…」
一言 そうつぶやいて もう一度彼女の寝顔をみる。
愛しいと言う思いは 洪水の様にあふれ出すのだが 言葉にできるのは
たったひとつだけ
「ん...」
寝返りをうつ彼女に 少しだけドキッとした。
今なら言えるんだけどなぁ そう思いながら 我ながら少しは成長したかな?
なんて考えて 笑った
そして 彼女の耳元でそっと
「愛しているよ ベルダンディー」
そうつぶやいて 照れてる自分を ちょっと誇らしくも思った。
いつも 君を思うよ。