7月の雨は天使の行水

belldan2005-07-01

そんな訳で 色々検索したんですが...

 エマで検索すると パチスロや ハリーポッターエマ・ワトソン...

 意外とファンサイトが少ない現実にorz

 いや 在るにはあるんですがね…何ですがその…いわゆる「萌え系」でして

 そいつはご勘弁...


 そんな中で割りと真摯なサイトを発見 リンクフリーなんで掲載

 http://seri.sakura.ne.jp/~ginger/emma/index.html

 ネタバレ等満載ですゆえ お嫌いな方は避けて通ってね(爆)





さて 夏の避暑地・・・じゃなくて夏の合宿先での事...


 昨日のブログの続きなんですがね 色々ありました(終わり)


 っとそれじゃあダメだろう。




 とりあえずふたりは外に出て 浜辺を散策する・・・


「静かですね〜」
打ち寄せる波の音だけが この空間に響いているようだ。

「そうだね...」
月明かりに照らされたその浜辺には誰もいない ふたりだけ

ふたり並んで歩く ただそれだけで何だか胸の鼓動が激しくなる
聞かれやしないか?そんな事を考えても仕方ないのだけど

螢一の着ているサッカー地の半袖シャツに ベルダンディーのコットンの
サマーワンピースの袖が触れる...

 あ・・・

こんなに近くに居るんだ・・・

不思議なもので なだらかな砂浜でも起伏があって
等間隔で歩いていても 近づいたり離れたり・・・

こんな時は手をつなぐ方が自然な気がするのだが そこは奥手な螢一くん
まったくもってチャンスがつかめない...

さて どうしたものか・・・ そんな事を考えながら歩いていると
どうしても足元が疎かになるのは自然の理なのか
昼間に誰かが砂遊びでもしたのだろう ちょうどポッカリ穴があいていた。

とは言っても深い穴ではなく ちょっと抉った感じで・・・

「わぁ!」
お約束通り 足元をすくわれる彼だった。

「螢一さんっ!」
前に倒れそうになる彼を 腕を伸ばし助けようとするベルダンディー
しかし地球の重力は偉大で そのままふたり浜辺に倒れてしまった。

下になっているのは もちろん螢一くんですが 重なるように倒れ込んだ
ベルダンディーの丸いものを 背中に感じて

「うわぁぁ・・・」
「だ大丈夫ですか?螢一さんっ!」

いや、俺は大丈夫だけど 大丈夫じゃない・・・そんな相反する気持ちを
どう説明すれば良いのか? いや、説明する理由はあるのか?
とりあえず 大丈夫だよ と告げると

「良かった♪」
そう言ってベルダンディーは 力が抜けたのか 体重を預けてくる

そうなると益々 丸い物の存在が明確になってくる訳で…
これはイカンと

「だ 大丈夫だから・・・」
そう言って起きようとする彼に先立ってベルダンディーは起きるのだが
そこはやはり夜の浜辺 月夜に照らされているとは言え
足元は暗い・・・

「はい♪螢一さんっ」
先に立ち上がったベルダンディー 螢一の手を取ろうとする

手を差し出した螢一に もうひとつの落とし穴が・・・

「わぁあぁ!」
そして今度はふたり 仰向けに倒れてしまった・・・

俺ってどうしてこう・・・間が悪いんだろうか
そんな事も脳裏によぎる・・・ゴメン

「ゴメン・・・ベルダンディー・・・」

「・・・いえ いいんです・・・」
そう言ってベルダンディーは 螢一の胸に顔をうずめる

彼女のぬくもり 感触が五感に伝わるのを感じる
ベルダンディーの髪が 螢一の鼻腔をくすぐると
思わず彼は ハクションとくしゃみをした。

「け 螢一さんっ?」
何があったの?と顔を上げるベルダンディー
大丈夫ですか?と螢一の顔を見詰める


 こんなに近くに・・・

俺は・・・その・・・君と・・・その・・・

何か怪我でもしたのかしら?と螢一の顔をマジマジを見るベルダンディー

「いや 大丈夫だから!」
と 思わず上体を上げてしまう

その時 これは偶然か?それとも必然なのか・・・

お互いのくちびるが当たってしまった。

「あ・・・」
「・・・ ・・・螢一さん・・・」
潤んだひとみのベルダンディーがいる すぐそばに居る
嬉しい・・・そんな思いがこの浜辺にあふれ返っているようだ。

こんなに愛しいと思うのは どうしてだろう
そして思いが通じる事って なんて素晴らしいんだ。

恥ずかしいのか螢一は もう一度って言えなくて
でも言いたくて
「One more Kiss OK?」と言った。

とても嬉しそうな表情でベルダンディー
「Yes,I think so」

ベルダンディーの首に回した腕に感じる 彼女のうなじの熱
しっとりとしていた。
思わずきつく抱きしめる 「あ・・・」と彼女から吐息がこぼれる
少し半開きのくちびるに 吸い寄せられるように彼のくちびるが...


ふたりの影 ふたりのシルエットが浜辺に
やがてその影も闇夜に溶けていった。




そして翌朝・・・

「頭痛ぁ〜い!」
「右に同じ・・・」
と頭を抱えながら 布団にふたりのお姉さんがいる。

「大丈夫?ウルド姉さん 千尋さん?」
二日酔の薬を持ってベルダンディー

「大丈夫よ〜って・・・」
ヘロヘロなウルド姉さん やはり地上界の薬は効かないのかしら?

「ウルドは これだから・・・」
ヤレヤレと言った感じで登場した螢一くん

ところが目ざとく 何かを発見したウルド姉さん

「あら?お〜!これはこれは・・・」とニヤニヤし
螢一〜上手くやったわね!と言う

何の事か?と訝っているんだが

「これこれ!ちゃんと証拠はあるんだよ ほら!」
そう言ってベルダンディーの首元を指差し
「これって・・・キスマークじゃない!やるわねぇ!」

「姉さん!」
「ウ ウルド!」

そうなんです ウルド姉さんにはちゃんとお見通しなんですって!(笑
ところが もうひとりのお姉さんは いまだ二日酔中・・・「いてて...」

いまさら「これは・・・違うんです!」と言っても 後の祭りですかね(苦笑)


 ではまた( ̄▽ ̄)ノ



そうそう 気になるのがベルダンディーが着ていたと言うサマーワンピですよね
http://d.hatena.ne.jp/ahm24322/完投勝利さんのブログにある
お絵かきBBS〜追想〜にございます♪