ここからBoy meets Girl

オメガ・トライブ…っとこれは昔のバンド名

アミタ・ドライブ…は、エウレカ・セブンだった...

ラムダ・ドライバ…えっと...

スペル・ブースターは、思念増幅装置だった、と思う



 初めて君に出会ったのは...



ああっ女神さまっ それぞれの翼」のOPを拝見しました♪


 重厚なバグ・パイプの調べから始まる「幸せのいろ」には

 すべての出会いのエッセンスがちりばめてあると、感じた。


 でも、人それぞれ感じ方が違うから

 難解な物語になる可能性も含んでいるのだが

 それでも、男と女(女神さまっだったり、異世界の女性だったりするが)

 いつも不思議な そして運命的な出会いをするんだね。


 出会いはサプライズな方が良い

 恋はストレートな方が良い

 ぶつかったり 落ち込んだりしながら

 ふたりは、出会うんだ。


 

 ここから ボーイ・ミーツ・ガール




TDD−1の艦長 テレサ・テスタロッサは考える。
それは彼の事、そして自分たちウィスパードの将来の事

「ラムダ・ドライバ…」
人の思念を増幅させ顕現し形に変えるもの…それは、盾になり槍になって
防御したり、破壊するシステム...

「思いを形に変える…ですか...」
やるせないため息、執務机についた頬づえ、目の前の書類も何も
彼女の前では、意味を成さない物ばかりで、いっそこのまま
何もかも消えてなくなれば良いのに、と暗い思いにふけるのだった。

私が好きなのは…いいえ、でもそれは彼女と共振したからなの?

でも、私のほうが彼女よりも早くに、彼に出会ったのよ?

行き場のない 淡い初恋のような感覚に、思考は停止を要求するが
止まらない、止まれない、加速された艶やかな虹色の夢。


あるクリスマスの夜 臨戦状態の夜に
私の思いが膨らみ、そしてしぼんで行ったのは事実だけど

私は止まらない 私には止められない 
この恋心に、たどり着く未来が無いとしても...


トントンと、ドアをノックする音がする
「入るわよ〜」とメリッサが笑いながら入ってくる。

私はぼんやりと彼女を見つめるが、言葉が出てこなかった

「どうしたの?テッサ?」
不思議そうに私の顔を覗き込む彼女は
「ははぁん、またソースケの事、考えてたでしょ?」

まぁまぁ、と肩をポンポンと叩かれる
「…ん、まぁ…その、元気だしな!」
オトコなんて、いくらでもいるからさ〜と彼女は言う。


「あ、もしかして…ラムダ・ドライバで、思いを伝えるとか?」
そう考えてたでしょう?とメリッサはニヤニヤしながら言う。


「ラムダ・ドライバ?伝える?」
私は、その言葉に敏感に反応してしまった。


「言うなれば、恋のラムダ・ドライバって所かしら?」

「ええっ?それってアリなんですかっ!」
私は思わず叫んでしまった。

「え?いや、その…あははははは...」
しまった、ちょっと悪乗りし過ぎたかな?とメリッサだが
まぁ、いいか…テッサが元気になればと思った。



それから数日後、テッサがアーバレストのアル(AI)と何やら話をしていた
そんな事も耳にしたメリッサ・マオだったが
すでに、自分が何を彼女に話したのか…忘れていた。


さらに数日後、基地に戻っていた相良宗介が、メカニックに苦情を
提言してたのを耳にした。


なんでも、アルのヴォイスが大佐(テッサ)の声だったとか…


メリッサは、笑いを堪えるのに大変だったが
自分の妹分であるテッサの行動力に、たいそう満足げだった。




END. (恋のラムダ・ドライバって何なのよ?)



おまけ



「これでは作戦に支障が出る!」と相良軍曹は頭を抱えた。
しかし何と言っても、この声の持ち主は彼の上官であり
この艦の最高責任者なのだ。

「換えることは出来ないだろうな…」
彼の脳裏には、ハリセンを持った少女の姿が映った。
その形相は、ちょっと言葉に出来ないなと、彼はますます
頭を抱えるのだった。

ある意味、これも共振だったりするのだ(笑)



 ここから(でも)ボーイ・ミーツ・ガール?(爆)