小さな天使の翼

そんな訳で、森里家中で一番小さな乙女のお話(笑


 月初めが待ち遠しい♪そんな気持ちを持った事ってある?

 スクルドはいつもの研究と、飽くなき探究心を持った

 2級神1種限定だった。


 毎月の財政難…それは極めて重要な事件だったが

 上のお姉さんから貰うお小遣いは、嬉しくて

 楽しくて、天に舞い上がりそうな気分だった。


 とは言うものの、ホントに舞い上がっちゃダメで

 そのまま天上界に帰っちゃいそうな勢い?って言えば良いのか

 ともかくとてもステキな月初めのある日の事...






「はい、スクルド♪大事に使うのよ♪」
「はぁ〜い♪お姉さま〜♪」

満面の笑み、これ以上笑うには後何をすれば良いのか?って感じで
スクルドはゴキゲンなのである。


だがしかし、そうこれは毎月起こる定例の事件…
そう、貰ったその日に全部使っちゃうのだ(笑


いつものパーツ屋さんで
「うん、それっ!それから…あ〜!あった!このRAMっ!」

あれやこれやで所持金があっという間に無くなっていく
でもまぁ、これは長女ウルドと似てなくない?(笑


帰り道、ウキウキ気分なスクルドなのだが
家に戻ってくると、たいてい後悔するのだった。


またその後悔が面白い。
「あ〜やっぱりアレも買うべきだったわ〜」と。

ところが現実は厳しいもので、お金が無ければ物は買えない
遺憾ともし難いこの事実に、憤懣遣る瀬無い気持ちになるのだった。


「またやっちゃった…もう今月は何も買えないのね...」
がっくりと膝をつくスクルドだった。


しかし彼女とて、そこは女神さまっである
持ち前のラッキーもあって、いつものパーツ屋さんとか
入り浸っているジャンク屋さんのオヤジ達のアイドルなのだ

しかも彼女は腕利きのメカニックでもあるし、発明家でもある
ちょっとした修理とか、おねだりで、色んなパーツ代や
上手く行けば、バイト代(って言うか、お駄賃?)をゲットし
毎月を何とかやり繰りしているのが日常だったりする。


まぁ何を言いたいのか?と言えば、ちゃんと計画立てて
やり繰りしてくださいね。って事で、それはいつも
ベルダンディーから言われている言葉そのままであった(笑


そんな訳で、皆さんも気をつけましょうね...(苦笑)