卒業と乙女心と音楽と

belldan2006-07-01

舞-乙HIME」第13話には有名な映画である

卒業のあるシーンがリスペクトされているようです。


 ドラマには、設定とか、たくさんの素材が必要で

際立ったストーリーは、いつでも興味を持ってしまいます。

例えば、シチュエーション・コメディに顕著に現れるもの

異世界の出来事と、現実とのギャップ等がそれですが

それでも人は、とてもヒューマンタッチなものが根底にないと

安心、感動は出来ないものなのですね。


例えば「マリア様がみてる」「プリンセス・プリンセス

異性にとっては、そこはまるで 異世界 ですから

とても興味を引くのは当然なのですね。


エウレカセブン」では、異星人(って言うか知的生命体?)と人との

交流…ラブロマンスですが、これがベースにあります。


好きだって気持ちから始まる物語には、相手の信頼を勝ち取る為の

闘争が余儀なく起こりますが、ここに人と人との相克があり

且つ又切磋琢磨の機会が設けられていると思います。

心の葛藤から、世界的規模の戦争まで起こりえる…それがこの世界であり

また物語の真相とも言えます。

人の住む三次元の雛形には、どうしてもそれが影響されますが

しかしながら、人には理想があり、思い描く能力があり

それを実現する、あるいはしようとする力があります。


それらの根底ある、そしてそれは久遠の昔から人々が渇望している

愛と言うもの、そのものがテーマなのは明らかなのですが

本来、愛と言うものはお互いを結び付けあうものなのですね

しかし、それを勝ち得るために人々は互いに相克する…

とても皮肉なものです。



ああっ女神さまっ」でもそうですよね。

ひょんな事から、天上界から降臨した女神さまっと人との恋

表面上は契約って事柄があって、規制も働くのですが

制約があるからこそ面白いってもんで、そこを何とかしようと

躍起になる…そこに物語があり、感動が生まれる...。



時代はアクエリアス。乙女心の時代とも言える現代は

絶え間なく続く…そしてこれからも存在する愛ってテーマが

咲き誇る花の様に輝きます。

ロマンティクなメロディは、管弦楽の調べに乗って

聞く者の多くを、さながら桃源郷に誘うかのようです。


しかし全てを曝け出している訳ではありません

そして、全貌を見ようとしない事もお勧めします。

もっとも、見ようとしても…多分スルリと手のひらから零れ落ちる

淡い色の花びらのよう、あるいは不思議な色をした蝶々のように

儚くその姿を隠してしまうのは何時の世にも規定事項だったりして…


実感したかのような錯覚…あるいは雰囲気のみを知った感触が

初夏の蜃気楼のように、眼前に霞むのだけれど

それでも、恋は恋…想いはいつだって深くて透明なブルーの空に

溶けて行くのです。



 好きな人と共にね♪