ああっソレってアレですか?

・・・です事

割と受けなかったりするお話だったのね
天界一のサービスとか、色んな物を誇る
女神ペイオースのお話は、これにて終了。


次回「女神さまっ1年生っ!」をお送りします。

 
 天上界ユグドラシルでは、また新たな女神さまっ候補生の誕生で
天界は、とても盛大なお祭りを開催しました。その名をマリアベル
そしてもうひとり、カレンと言います。
ふたりは、生まれた時から一緒で、健康でとても元気にスクスクと育ち
そして今、女神さまっ候補生の一番下のクラスに入りました。


それはある日の事でした…



 「ちょ、ちょっと待ってくださらない?」
バラの花を背負った女神さまっが、激しく講義をします。
「どうして、わたしくの出番が…」

どうして…
どうして…


ペイオース!
ママー!


誰かがわたくしを…呼んでいますわ…誰が…


ペイオースったら!
ママー!ふぇ〜ん…


それに泣き声まで…
でも…ママって…誰かしら…


「こらー!起きろー!」
「ママー!死んじゃダメー!え〜ん…」


ようやく目を覚ましたペイオースの瞳に移る姿は、他でもない
盟友のウルド姉さんだった。
そしてその傍らには、小さな女の子が心配そうに涙目で…

「もぅ!あんたったら…なんで私が来たら気絶するのよ?」
「ママっ!ママっ!死んじゃダメだよっ!ダメなんだからっ!」


 ―え〜と…アレ?どうしたのかしら?わたくしったら…


状況が飲み込めるまでは、何がなんだかサッパリ分からない彼女だったが
「あっ!ああ〜!」
その切れ長のヒトミがまあるくなる…それは瞳孔が開いた証拠(笑
突然の電話、そして降臨、願い事は成就され、無事天上界に受理されて
そして彼女は、その使命を全うすべく此処に居るのだった。


「で?…どうして連絡…それはいいや…ところでねぇ」
ところで、この子は誰なのよ?まさか…
「まさか!あんたの隠し子なのっ!そうだったのね!」
と、笑いを堪え切れないご様子のウルド姉さん
コレは一大事!早く帰ってベルダンディー達に知らせなきゃ、と思いました。


「ち、ち、ち、違いますわよっ!この方は…」
「この方は?どうしたの?あんたの子じゃないって事なの?」
「えーえー!ママだもん!ペイママだもんっ!」
鈴音は、直感でウルド姉さんが自分の味方になると悟り
ウルドの後方に回って、援護射撃をする(援護で良いのか?)


「ほら〜この子も言ってるじゃないの、ママだって」


 ―1対2…形勢は不利ですわ…
今は何を言っても、聞いてもらえそうにないですわ…
だったら…


「と、とにかく!話は長くなりますから、一度そちらに行って…」
ベルダンディー達を交えて、説明しようと試みるペイオースだが

「内緒にしといた方が良いんじゃないの?」
と、ニヤニヤと笑いながらウルドが言うと、心が揺れる彼女だった

「あたし、行きたいっ!だって知ってもらいたいモン!」
鈴音の攻防が続きます。


「ほ〜行きたい?えっと…お名前は?」
「あ、あたし鈴音ですっ!お姉さんっ!」
「ん!ちゃんと名前が言えるのね…あたしはウルドよっ」
「ありがとう!ウルドお姉さん♪」
そう言って、にっこり笑う鈴音の顔を見て
ウルドは、とても気に入ったみたいだ。


「よっし!じゃあ行くかっ!」
ウルドの掛け声で、森里家へ行く事になってしまった…


さてさて、女神ペイオースの運命や如何に(笑



ああっ女神さまっ ママと呼ばないでっ」
6回目。