ああっ女神さまっ

マシンナーズの方

君は、何を見た?


ああっ女神さまっ」TVシリーズも終わって
そして今は12月、今年も終わりを迎えようとしてます。
ネットでも話題が尽きてしまった感がある昨今ですが
TVアニメの中にあった物語には、原作と違って
まったくのオリジナル・ストーリーがあったのを覚えてますか


もし記憶の中に埋没してしまったと感じたなら
もう一度、観返してほしいと思います。


君は、何を感じた?



 *** *** ***


観ていたのは洋画、それもラブストーリー物だった。
ウルド姉さんは、いつもの場所「みんなのティルーム」で
まったりとした時間を過ごした、2時間程…


「うん、やっぱりそうよねぇ…」
これは使えるわっ、と相槌を打つ


大抵のラブロマンス映画のラストには、抱擁、いわゆるハグがあり
キスがあるのだが、どうやらその所作をいたく気に入った訳だ。
ウルド姉さんを含め、三姉妹は北欧の女神さまっなのだから
そういった所作については、割と鷹揚だと思うのですが
どうしてだか次女だけは、そうじゃない…これには遺憾を感じる
そんな気持ちのウルド姉さんだった。


でも…


でも、こんなふたりだけど、こんな付き合い方もありかもね


ちゃぶ台に、肘を付きながら、ちょっとため息…
その瞳には、優しい思いがあふれている
ゆっくりとした時間が流れる
心地良い空間がここにある
あなた達を見ていると、世界がこんな風になれば良いと思う



「姉さん〜お茶でもいかがですか?」
ベルダンディーがトレーに紅茶を淹れたポットとカップ
持ってきた。
「あら?もうTVは観終わったんですか?」
ちゃぶ台をサッと布巾で拭き、淹れたてのポットとカップ
置いた。
「ええ、観終わったわよ…でね…」
「なぁに?姉さん…」
「ううん…何でもない…」
「そう…」
淹れたての紅茶、カップに注ぐと馥郁とした香りが舞う
これはただのお茶だけど、この娘の淹れたお茶は…

「美味しいわ〜」
ウルド姉さんがそう言うと、ベルダンディーの顔に笑みが
こぼれる
「ありがとう、ウルド姉さん♪」


私は、これからもふたりを見守り続ける
でも、ちょっとだけお節介しちゃうわよ〜
この美味しい紅茶のカップ分くらいはねっ!



 *** *** ***

 

 カップ分…とは言うものの、一体どんな大きさなんだっ!
と思うのは、私だけ?(笑


 by belldan Goddess Life.