ああっ女神はボクに...

それは昨日の夢 それはきっとただの夢...


 君と初めて出会ったあの頃 あの場所に
 あの季節と共に残る 記憶のカケラ達は
 この傷だらけの自転車のフレームにも
 刻まれているからね。


 それは永遠の別れのような それはきっと
 購えない宿命のような気がして
 いつか告げなくちゃならない「さよなら」を
 いつまでも言えないまま 心の隅に残して...


 君が帰るときは いつだって「また明日ね」
 今日の次は明日だから きっとまた会えると
 簡単に思ってた 朝日が昇れば きっと



 突然の転校、それは両親が別れたって事なんだけど
ボクは都心から、ちょっとだけ離れた街の、そこから
もうちょっとだけ離れた、小高い丘にある小さな家で
暮らす事になってしまった。
丘のふもとにある小学校、そこが転校先なんだけど
大丈夫かな?ちゃんと友達できるかな?


家のすぐ近くに、お寺があった
「たりき…ほんがんじ?って読むのかなぁ?」
お寺の正門に掲げてある文字を読む

「ちょっと!アンタ誰っ!?」
お寺の門から、女の子が出てきた
その女の子は、黒髪で、勝気そうな瞳で
とっても元気が良くって、その…とっても可愛かったんだ。




*** *** *** *** ***




 と、こんな感じで、何かの(って言うか既出の)物語は始まる(カモ)


ああっ女神はボクに...  by belldan Goddss Life.