ああっ朝の祈りは...

愛を形にしたら それはどんな形になるのでしょう
あなたの笑顔 それとも優しい言葉かしら


風が連れて来た メロディーを口ずさんで
手のひらに舞う花びら 高く空へ
きっと届くでしょう あなたの届けと想いを寄せて...


今あなたは 風とともに旅をしているはず
どんな世界を どんな風景を見ているのでしょうか
それとも 私のそばにいて微笑んでくれているのかしら
朝に祈り 昼に笑い 夕べに感謝し 心を揃えて
どんな日が来ても あなたに会えた事 嬉しく感じるから


小さな命が生まれ 生き 生かされ そして逝く事の
壮大な抒情詩が この世界を構築しているのだわ
連綿と続く人の命の なんてドラマティックな物語
私はそれを見ている者 傍観者としての使命には
いつも悲しくさせるものがあるのだけど...
だけど
いつも
笑顔をありがとう
そこに居てくれて 元気でいた頃の想い出が
悲しみを乗り越えられる たった一つの方法
そして
いつか
その想いも乗り越えて 旅立って行くのです
新しい風を追いかけて
新しい世界を創造する為に...。



 朝の祈りを終えたベルダンディー
 遠くの空へ想いを馳せる
 東の空が紫苑から紺碧に そして青に変わる時
 この世界に また新しい生命が誕生するのである
 「どこかできっと…また会えますよね」
 静まり返った空間が ふと我を取り戻すと
 いつもの日常が始まる
 「さあ、螢一さんに朝のご挨拶を♪」
 女神が乙女に変わる時 それは季節の風のよう
 ことさら今なら 初夏の風だろうね。



ああっ朝の祈りは...初夏の風  by belldan Goddess Life.




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言わなくとも分かってらっしゃると思いますが
この詩は、螢一君が死んだ、とかそんなものではありませんぞw
あるバイク乗りと、その友人、そしてご家族に捧げます...安らかに。