ああっ女神箱(ウルドさんの)

一番聞かれちゃイケナイ方に聞かれてしまった


「ちょっとケーイチっ!」
俺は、背後から聞こえる聞き覚えのある
アルトなヴォイスを聞いてしまった
恐る恐る振り返る俺、そこに立っていたのは...


もちろん、ウルド姉さんだった(笑)


「ウ、ウルドか…脅かすなよっ」
背中に嫌な汗がタラタラと流れて行くのは
差し詰めどこかの滝のようだ
う〜ん…いっそ、この滝に打たれて心頭滅却すれば
この状態を打開するのでは?と感じるのは俺だけか?


「あんたさ〜何を企んでいるの?」
そう言って聞いてきた御仁の、何と言う艶やかな
姿だ…


はっ…いかんイカン…


「べ、別に…ウルドに言っても仕方ないし…」
そう言って横を向いてしまうのは詮無き事か
あるいは男の浪漫を理性が制御する瞬間なのか
それはどうでも良いが、それを聞いてウルドは
「あ、そう…でも恋の悩みならこちらへどうぞ♪」
と言って、取り出したのが何て言うか…私書箱
「これはねぇ〜女神箱って言ってね」
恋の悩みを聞く為に、彼女が発案したそうである


「悩み事があるなら、ここに入れといてね♪」
ウインクひとつ残して、ウルドは自室に去っていく
ウルドの部屋の前には、ポツンと箱が残されていた。

さすがは女神だな…って言うか、どうして分かったんだろう
俺が…その…ベルダンディーに… 


俺たち…ちゃんと恋しているんだろうか?


そう聞きたい事を…。



ああっふたりのもじぴったん その2

by belldan Goddess Life.


続いた(ぎゃぼー