あの話の一部抜粋

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この世界が、まだカオスと呼ばれていた頃から
すでに存在するものがあった。
それを永遠の闇 ソリッド・ブラックと名づけたのは
誰だったのか...


人々が、そして異世界の住人が、カオスからコスモスへと
秩序を構成してきた歴史という名の時間には
その現在を維持しようとする力と、変えようとする力の拮抗が
あった。
言い換えれば、それが進歩と調和だったのかもしれない
ホメオスタシスとトランジタシス…ふたつの要素が常に存在し
抗い、時には協調して世界は成り立っていた。



ヒルドの命により、索敵チームを形成したマーラー達は
消えた異世界の探索に向かった。そこにあるはずの
世界は消滅しているのだが、何事も無かったように見える。
世界が収縮したのか、あるいは初めから何も存在しなかった
そんな風にも見える。
「なんだこれは…」
あらかじめ用意してあったマップには、出発当初に記されていた
世界が存在しない。
「じゃあ、ここはどこだ?」


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ソリッド・ブラックから 一部抜粋。



 序章から掲載しようと思ったのですが
それじゃあ、あまりにも普通なので「ソリッド・ブラック」の
概略的説明がなされている部分を抜粋して掲載(苦笑)
書いてる本人がどうなるか予想が立たない話ってどうよ?的感覚
私も闇に飲み込まれているのか...。