What’s new ?

最近調子が悪いので、実にアレです(^^;


とりあえず、って事で別館に「LIFE」から
2章、3章そして4章と再掲載しました。
何分書き始めたばかりのお話ですし、部分的にも
不具合がある(かなりテンコ盛りに)ので訂正できる
部分は、できるだけ訂正しました。


1章は失念…でも特別編があるので、それでも
掲載し、お茶を濁そうとしてます(笑)


別館サイトはこちらです。Goddess Life Annex.


全て当時連載しながら(殆どが某サイトBBSにて)
試行錯誤、レスしてくださる方の反応をフィードバック
して紆余曲折しながらゴールまでたどり着きました。
個人的に今更感も否めませんし、稚拙な設定等は赤面もの
なので…とは言え、これもまたフェイトなのかも知れません。


と…何だかこんな事ばかり書いてても仕方ないので
こちらにも古い作品を再掲載しましょうかねぇ(^^;


 *** *** *** ***



What's new pussycat?


それは、ある麗らかな午後でした・・・

河川敷に、ひとりの男の子が自転車で走ってます
「今日はあの子来ないのかな〜?」
気になるあの子・・・それは、黒髪の美少女
額に玉子の型をしたアクセサリー付けて、リボンも大きなのを・・・

山の手のお寺に住んでるって聞いたんだ
理由もないのに会いに行くって何だなかな〜
でも、そこは若い男の子ですね
身体が勝手に・・・気がつけばお寺の前でした。

「何か良い方法はないものか・・・」と思案中
そこに黒ネコが通り過ぎようとしました

「あ!これだ!」
とっさにネコを捕まえて、男の子は
「この黒ネコで、あの子の気を引こう!」

我ながら良いアイディアだと自分に感心しつつ・・・(笑)
ところが
「急に何するんだよ!」と黒ネコが喋りだしたから、びっくりして
「わっ!何で喋るの!ネコなのに・・・」

「ネコ、ネコって言うなよ…これでもれっきとした名前があるんだぜ」
と黒ネコさんは言いました。
「な、名前って・・・」
「ボクの名はヴェルスパーって言うんだ、まあ、ヴェルでもいいけど」

「じゃあ、ヴェル君、このお寺に黒髪の可愛い子がいるだろ?」
「ああ、いるよ〜でも、もっと可愛くて綺麗でステキな娘もね♪」
「いるの!じゃあ、会わせてよ〜♪」
「なんで?」
「なんだっていいじゃん…会いたいんだ…」

こいつ、スクルドの事が好きなんだな、とヴェルは考える
オレはベルさんが好きだし、ここで協定を結んで
こいつを利用してやれ!(ニヤリ)とヴェル君は考えた。

そして…

男の子は、考える。このネコで彼女を釣ろうと・・・(笑)
思いを同じくする者どうしが、ここに集結した。

その時「あらっ、ヴェルちゃん、ここにいたのね♪」と
ベルダンディーの登場である。
「にゃにゃ〜ん(=^0^=)♪」と彼女に下に駆け寄り
抱っこして貰おうとする黒ネコちゃん
「はいはい♪ごはんよね♪」と少し勘違いの女神さまっ

「うにゃ?(まあ、いいか いつもの事だし…)にゃ〜♪」
「あなたは…どなたかしら?お客様?」と
男の子を見た

「ボク…ボク、スクルドの友達で、る〜太郎って言います!」
「まぁ!スクルドのお友達なの♪どうぞ〜いらっしゃい^^」
と境内の中に招き入れた。

ヴェルちゃんは、ベルダンディーに抱っこされてご満悦
それを横目に男の子は
(なるほどね、黒ネコはこのお姉さんが好きなのか…)と思った

スクルド〜♪お友達が遊びに来てくれたわよ♪」
「はぁ〜い、おね〜さまっ♪(友達?ダレだろ?)」

自分の部屋から、縁側を通って玄関前へ来たスクルド
「おわぁ!る〜太郎じゃなの!どうしてここの?」
「こんにちは、スクルド、あのね…」

「る〜太郎さんは、ヴェルちゃんを連れて来てくれたのよ」
とお姉さん
「へ〜そうなんだ〜(なんだかな〜)」

「る〜太郎さん、こちらでお茶でも飲みましょうね♪」
と言って、縁側に案内するベルダンディー
言われるままに、彼女について行く。

お寺の本堂の横、平屋の家の縁側で
男の子は、スクルドのお姉さんが淹れた紅茶をいただきます
「うはぁ〜美味いわ〜コレぇ〜!」と感嘆の声
しかも、すごく綺麗だし、いいなぁ〜お姉さん…

「おい!」
「ん?」
「ベルさんには、手を出すなよ!」とヴェルちゃん

「あら?」とお姉さん
「いや、何でもないです…」と男の子
(おまえ、喋れるのになんで・・・)
(し〜!黙っててくれよな)

「ヴェルちゃんも、紅茶好きよね♪ねこ舌だから冷ましといたわよ♪」
「にゃ〜ん♪(って冬だぜ!冬!冷たいよ〜(;;)」
「よかったな〜ヴェルちゃん(^▽^)」
(嬉しいような、悲しいような…)と黒ネコは思う…

「お待たせ〜♪んで、なあに?る〜太郎?」
スクルドが着替えてやって来た。
普段の彼女、未来派と言うか、サ○ラ大戦風(爆)と言うか
そんな出で立ちが多いのだが、何故だか今回は
白のレース、黒のビロードのワンピース、レースのリボンと
ゴスロリそのもの…
ちなみにこれは、お姉さんの趣味のようで、可愛いものが好きな
ベルさんならでは、でした(笑)

「ね〜ね〜、似合うかな〜?」
鼻血が暴発しそうな、男の子
(くっ!やっぱ可愛いや…)
それを見てニヤリと笑う黒ネコ…
(若いね〜( ̄ー ̄☆))

しかし、よく見るとスクルドってこんなに可愛かったかな?と
何やら心の中に感じるものがあるヴェル君でした(笑)

口を半開きにして(あんぐりとね)呆けてるヴェル君を横目に
「腹減ってるのかい?よだれが・・・(笑)」
「ん?え!ああ…(^^;)」
ヤバイよ〜(汗)る〜君に、ばれちゃうよ〜(爆)と思う黒ネコ君

「それでぇ〜何の用なの?」とスクルド
「いやっ、実は…(滝汗)」とる〜太郎
「あ!そうそう、いい物があるのよ〜♪」とスクルド
「ちょっと、待っててね♪」
と言って、自室へ駈けて行った。

「ところで、ヴェル君、君なんで目がハ〜トなの?」
「うにゃ〜?うにゃ〜?そんなことにゃいです(洪水汗)」
変なネコだなぁ〜と思う、男の子
実際、ネコは足の裏とおしりにしか汗はかかないし…(笑)

スクルドが何やら機械を持って出てきました
「じゃじゃ〜ん♪作っといて良かったわぁ〜♪」
ヤバそうなマシーンの登場です。
「やっぱ、あたしって天才かなぁ〜!」自身満々の声をあげ
とても満足げです(笑)

(それは、ボクたちにとっては天才と言うよりも天災って言うんじゃ…)
ヴェル君は、過去の事を思い出しながら思いました。

スクルド〜何なの?それ〜?」とる〜太郎
「これはねぇ〜教えて君3号よ〜♪」

激しい危機感を感じるふたりでした(爆)

他力本願寺の本堂の横、母屋の縁側では、こんな事が…

(それって…ウソ発見器みたいな奴じゃ・・・(汗))
とヴェル君は思います。る〜太郎は、何も知らずに
「どうすればいいの?」
「簡単よ〜はい、ここに座って♪」と彼を指示し、何やら頭に
妙なヘッドギアを装填したスクルド
「これはね〜あなたの変わりに何でも喋ってくれるマシンよ〜♪」
「何だか、分からんが…(^^;)」
「行くわよ〜スイッチ・オ〜ン!」

る〜太郎は、胸騒ぎがした。
何でも、喋るって…じゃあ、ボクの本心もってコト?(汗)
「わあ〜!待ってくれ〜!」

時すでに遅し…
マシンは唸りを上げ、何だか分からないメーターは上昇します。(笑)

(これは、マジヤバイ( ̄ー ̄;;))とヴェル君
脱兎(ネコですが)の如くその場を脱出します。

母屋を離れ、本堂へ…
垣根を越え、走り出した、その時…ドンッ!
「痛てぇ〜!誰だよ〜」
「貴様ぁ〜!われらのベルさまっの敵!」と
かわいい三人の忍者と遭遇します。(笑)

「おまえらは!」

そう、かわいい三連星(笑)
「げんわくの木霊、せんこうの火狩、せんりがんの覗見、ここに参上!」
「おらもいるだよ…」
岩ちゃんまで…
「岩ちゃんは、どきな!行くわよ!ジェットストリームアタック!」

「おらを踏み台にしたぁ〜(泣誤爆)」と岩ちゃん

そして、ヴェル君はどうなるのか?(笑)

ヴェル君とかわいい三連星との攻防戦は、ヴェル君がその場を
脱出するまで続いた…

「ふ〜しかし、ここは訳のわからないものが多いな〜」
でかいタコ(スダール)とか…
時々、白くて大きいくじらもやって来るし…
本堂の正面から左手の蔵の前までやってきて
とりあえず難を逃れたヴェル君は、しばし毛つくろい…(笑

猫の習性なんだから、仕方ないよな〜とか思いながら
さて、どうしたものか?思案中の彼の脳裏に過るものは
ゴスロリの格好をしたあの女神(少女)の事であった

なんだろう…この胸騒ぎは…
あそこに戻るのは、ボクの危険反応からしてレッドゾーン
に触れているのに、戻りたい…この感覚は、なんなんだ!

なんだかんだと考え抜いて
「そうだ!る〜太郎君を助けに行こう!」
これで、大義名分ができたと思うヴェル君でした。

ボクは、大義名分に生きるんだ!と志しを高く上げてヴェル君は
可愛い三連星がワナを仕掛けているのも省みず、道を行くのでした。

地雷を踏んでもかまわない、そんな決意の中にも光がありました。
それは・・・

「わあ〜!」と叫ぶ声
「見事に引っかかるのね〜このネコは(笑)」と木霊ちゃん
「バカよね〜(笑)」と火狩ちゃん
そして笑うのが申し訳ないような気がした、のぞみちゃん

「くっ!負けるもんか!」
その時、奇跡は起こった。

黒ネコのヴェル君の身体が見る見る人の姿になって行く・・・
「なっ!こっ、これは!」
驚く彼、そして可愛い三連星たちも・・・

その時、ヴェル君は、女神の姿を見たという
その女神は、黒髪で、ころころ表情が変わる可愛い子だったそうだ(笑
「もらったぁ〜!」と彼は言って、その場を後にした。

「おぉ〜い!る〜太郎君、る〜君〜!」
「ありゃ?誰だろう?」とマシンに繋がれたる〜太郎君
「ホント、誰だろう?」とスクルド

その姿はダンダン近づいて来る・・・
「あ!」
「ああ!」と二人は声を上げた。

「もしかして、ヴェル君?君なのかい?」とる〜太郎君
「あなた!復活の呪文を使ったわね!」とスクルド

そう、彼ヴェルスパーは、元々魔族で、ちょっとオイタをして
ウルドさんのママに怒られで、人間界に追放されたのだった(爆

「また、おね〜さまに何かしようとしてる訳なの!」とスクルド
「ええ!何なんだよ〜ヴェル君〜?」
驚きと興奮とが入り混じったこのふたりに

「ま、待ってくれよ!違うんだ!」
「何が違うのよ〜!」
「聞いてくれ!スクルド、そしてる〜太郎君」

息を整え、ヴェル君は
「あのね、ボクはる〜君を助けようとしたんだ、そしたら・・・」
「そしたら?」とる〜太郎君

モジモジしているヴェル君に
「ねぇ!はっきり言いいなさいよ!」とスクルド

たじろぐヴェル君、興味津々な、る〜太郎君、そしてちょっと怖い
スクルドに見詰められながら、彼は
「ごめん、る〜太郎君、ボクは…ボクも、スクルドの事が好きになって
 しまったんだ・・・」

「なっなんと〜!」とる〜太郎君
「な、なによ〜急に・・・」と真っ赤になるスクルド

「ヴェル君・・・それって・・・」と、る〜太郎君
「ああ、分かってる…だけど止められないんだよ〜(;;)」

唖然としてそれを傍観するのは、スクルド
(この場合…これって三角関数じゃなくて、三角関係なの?)
二人の男が、彼女に求愛する(笑)

もしかして、あたしってば…オ・ト・ナ?
何だか知らないが、ひとり先走りの優越感がスクルドを小舞させる

そんな状況を見逃す事はないウルド姉さん(笑)
「あらら〜ふ〜ん♪何だか良い感じねぇ〜(ニヤ」

「あ!ウルドぉ〜聞いて、聞いて!」とスクルド
「分かってるわよ〜スクルド〜(ふふっ)あんたも、やるわね♪」
「えへへ〜(^^)わぁ〜い♪」

しかし、あの薬がココまで効くとは思わなかったわ〜とウルドは
思う。そして、効き目がある過ぎる事に少し疑問を抱く。
とは、言ったものの、スクルドがこんなに嬉しがってるのを
壊すのも良くないと判断した姉は
「ま、頑張るんだよ〜」と一言言い残して研究室へ消えた(笑)

スクルド!この際だから言うけど、ボクとヴェル君のどっちが好きなの?」
と、る〜太郎君が躍起になって聞くと
「何いってんだい!ボクのほうが良いよね〜♪」とヴェル君

「やるか!」
「やるのか!」とお互い喧喧諤諤です(笑)

「ねえ、あたしの為の喧嘩は、止めてっ!」
(へへ〜言って見たかったんだぁ〜このセリフ♪)

そう、スクルドは愛読書の“どぼん”の中のマンガのセリフ
ヒロインのセリフを言いたかったのだ(お子ちゃま?)

「と、止めないでくれっ!スクルド!」
「そうだとも!これは二人の問題なんだから!」

「え?…あれ?あたしは入ってないの?」(゜−゜?)

「よし!決闘だ!」
「おう!」

決闘と聞いて、黙っていられない方がいました。
ウルド姉さんです(笑)
「何?決闘ですって!黙っていられないわね♪」
ウキウキ気分のお姉さん
「それで、どんな風にやるのかな?」

「う〜ん・・・そうだ!自転車で競争だ!」とる〜太郎君
「え〜!ボク、自転車に乗った事ないよ〜;;」とヴェル君

ヴェル君ってば、自転車に乗れないんだ…とスクルドはしたり顔
でも、スクルド、自分だって最初は乗れなかったんだよ(笑)

「よう、じゃあ1週間、練習の時間を取ろうか」とる〜太郎君
「でも、ひとりじゃ練習できないよ〜;;」とヴェル君
「仕方ないな〜ぼくが教えるよ…」と何故か嬉しそうに
る〜太郎君は言った。
「あたしも行ってもいいかな〜?」とスクルド
「もちろんさ!」と男の子たちは答える。

「何だか、つまんないわね〜」
ウルド姉さんはそう言うと、研究室へと戻った。


いつもの河川敷に男の子がふたり、自転車の練習をしています
そして、それを見つめる少女・・・
「ふたりとも、がんばって!」と声をかけます。

一生懸命、練習するヴェル君、一生懸命、教える、る〜太郎君
そして、一生懸命、応援するスクルド

一週間と言う時間は、この三人にとって、いったいどんな時間だった
のでしょうか?
夕暮れ迫る河川敷・・・
「これで、一週間たったな・・・」
感慨深そうに、る〜太郎君は
「上手くなったよ!ヴェル君は…」と言います
「る〜君の教え方が良いからだよ…」
何だか夢のような一週間だったなと、ヴェル君は思います。

「ふたりとも、本当にがんばったね♪」と
ふたりのプリンセスはにっこり笑い、二人の手を取って
その努力を称えます。

「決闘なんて・・・」
と先に呟いたのは、る〜太郎君
「え?今なんて?」と
ヴェル君は、不思議そうに彼の顔を伺います。

「やめようよ!決闘なんて!ナンセンスだよ!」と、る〜太郎君
「ぼくら、ふたりともスクルドの事が好き、それでいいじゃないか!」
「る〜君・・・」とヴェル君

「ぼくは、この一週間、ずっと考えてたんだ。ぼくたち3人はきっと
 仲良くやっていけるって!そう思うんだ・・・」
つづけて、る〜太郎君は
「ふたりで、スクルドの事を守って行こうよ!」

「そうだね…それがいいよね!ふたりのプリンセスだよね!」
ヴェル君が、る〜太郎君の目を見つめそう言うと
「その通りさっ!ねっ、いいだろ!スクルド!」
る〜太郎君は、スクルドに向かって言った。

あれ?あれ?とスクルドは思う。だってあたしの為の決闘じゃ…
でも、何だかいい感じだわ♪ふたりのナイトがあたしを守ってくれる。
「うん♪三人で仲良くしよっ♪」
スクルドは満点の笑顔で答えた。


 何か イイことないかい? 子猫ちゃん♪

イイ事って きっと何にでも努力して 頑張って・・・
そしたら 女神さまっが微笑む そんな事じゃないかな?

 
What's new pussycat.


by belldan Goddess Life.


 *** *** *** ***


そんな訳で「What's new pussycat ?」ってタイトルで
スクルド話を創作して、今は閉鎖されている某サイトの
管理人さんにプレゼントしたお話です。

お暇つぶしにでも(笑)