え…と?
最後の人が108回目の鐘をつき終って
他力本願寺の檀家の皆さんが帰って行ったのは
元旦深夜…1時半頃だった。
住職不在のお寺だが、留守番を預かる人物の人徳
なのだろうか、檀家の方々、そしてご近所の人も
むしろ住職の不在を喜んでいる…と、そこまでは
言わないまでも、悪くないとは思っている。
「ベルちゃん、今年もよろしくね!」
檀家の方々のアイドル、と言ってもいいベルダンディー
は、皆さんにお茶、お酒を振舞い、忙しくしていた。
「はいっ、今年もよろしくお願いしますっ」
そう言って、微笑みを絶やさない女神さまっを見て
皆さんは、始終ご機嫌だった。
接待も済んで、後片付けも終わり、森里家の面々は
就寝につくのであった。
そして、深夜…
「ねぇねぇ、木霊ちゃん?今年は私達の年だってホント?」
「う〜ん、そうだった…と思うケド?」
「木霊ちゃん、灯狩ちゃん、あたしが見てあげるわっ」
三人の元「抜け忍」達が何やら話をしていた。
その時、物音がした。三人はとっさに身構えた。
「だ、誰だっ!」
「は〜い、皆さ〜ん。もう遅いから寝ましょうねっ」
そこに立っていたのは、麗しくも荘厳な女神さまっだった。
もしかしたら、ちょっとご立腹だったかもしれない(笑)
危険を感じた三人は、逆らう事もなく従った。
終わり(笑)
えっと…干支の話ですよね?(チュウチュウ)
そして お誕生日おめでとうベルちゃん♪
あ、そうそう…新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げますm(_ _)m