さよなら女神さまっ

ああっ女神さまっ」2次創作を描くにあたって
このままモラトリアムを気取って、永遠の時を辿るか
或いは、何らかの決着を付けてしまうか。


その両方を描く必要もあるのかな、と。


そんな訳で、A面、B面と言うか、2通りの物語を構築中
ゲームにあるバッドエンドとかではなく、天上界サイド
地上界サイドって感じで。



例えば、二人の関係の終点(これが本当の出発点かも)として
地上界の風習(笑)で螢一くんが、正式に結婚を申し込むと。
しかしこの場合、かなりの問題が発生してしまうのですが
そこはそれ、あくまでフィクションの物語だから、何でもアリ
かと。
螢一くんのご両親に紹介とか、或いはベルダンディーのご両親
って…天上界の神さま達なんだけど、な。
それから、ベルダンディーの役職って言うか、女神としての仕事
等は、後進に一任するとして、時の守護神としてはどうだろうか
とか。
時の守護神、これをある意味「象徴」として捉えて考える。


元女神さまっ…そんな設定も面白かな、と。


この設定は、マリアベル誕生の為に必要でしたね。


また、螢一くんの申し立て、結婚に対してはやぶさかではないが
それを受け入れる事が出来ない設定も。
女神としての責務もあり、地上界と天上界との接点としても
それ以上は、歴史上混乱を来たす等の諸問題も。
そもそも「願い事」は 『ずっと、そばにいてほしい』でした。
願い事は受理され、強制力と言う補助期間もあって、事件が発生
しても、事無きを得たふたりでした。
その契約上だけでの関係だけではなかった二人ですが、それでも
それ以上の「願い事」ってのは、少々無理もあるかも。


そう言った意味でも、このままモラトリアムでいるか、それとも
この関係を断ち切って、未来へと進んで行こうとするか。
人間として、このままの状態でいる事への不安と疑問に対しての
決着とも言うべき言葉として「結婚しよう」と伝えた螢一。
それに対して、その思いはとても嬉しい事なのだけど、だが
それは願い事の更新を意味し、そしてそれは無理なのだと知って
いる女神ベルダンディーの心境は如何に。


愛する者と、この地上で、さらに愛を育もうとする男と
愛する者と、この星で、このまま暮らして生きたいと思う女神と
愛する思いは同じなのだけど、その着地点がすれ違ってしまう。


場面としては


螢一に呼び出されて、螢一の部屋に入ってきたベルダンディー
「あの、螢一さんっ?お話って…?」
「うん、あのさ…俺もやっと大学を卒業できたしね」
「ええ、おめでとうございますっ!」
「あ、ああ…ありがとう。  でさ…あのさ…」
「はい、螢一さんっ?」
「俺も社会人になる訳だし、あのさ…その…俺たち結婚しないか?」



で、ここから分岐点になるって寸法なんですが、ベルダンディー
受け答え如何によって、物語がA面、B面へと進行する訳ですね。


いずれにしてもタイトル通り「さよなら女神さまっ」と、なります。
A面では、ベルダンディーが女神さまっでは無くなる、或いは
その権限と言うか、力を最大限に消して(消されて)しまうと。
ベルダンディーは、まさに人間となり、二人の間には愛娘も誕生し
幸福に暮らして行く、と言った物語になりそうです。
B面では、文字通りふたりは別れてしまう(地上界と天上界に)のですが
二人の心の絆は、さて、いったい、どうなるのでしょうか。


by belldan Goddess Life.