ウルドさんの怪奇事件簿っ

「う〜ん…そうですだか...」
何やら合点が入った感のガンちゃんは、モニターを
見つめながら、しきりにうなずいていた。


オラ達…小さい住人には、何時もの様に怪奇事件とか
奇怪な現象が、それはまるで日常茶飯事の如く存在し
気の弱いオラを苛めていただよ…だが今日!その理由
が分かってしまっただ!


「犯人は、ウルドさんですだぁ!」
全ての奇怪な現象を省みて、その全てがウルドさんから
始まった…心当たりある事ばかりだった。
スックと立ち上がり、毅然とした面持ちで両手を腰に
当てて、うんうんとうなずくガンちゃんであった。


ガンちゃんが観ていた『本願寺厚子の怪奇事件簿』に
登場する主人公の参事官、本願寺厚子が、まさに
ウルドさんにそっくりだと感じたからだ。


ある意味当たっていて、ある意味外れている、その感想
に、当のガンちゃんは至極満足気であった。


「そう、ウルドさんが全てを呼び寄せていただよ!」
確信満ちたガンちゃんの瞳がキラリと光る。
そうと決まれば話は早い、これからはウルドさんにだけ
気を付けて…いや、待てよ?いっその事、ウルドさんを
仲間外れにして、ベルダンディーさんとだけ遊ぶ…
そう思うとニヤニヤが止まらないガンちゃんであった。


しかし何事も実証を立てなければ、信じてもらえない。
そこでガンちゃんは、ある実験を思い付いた。
「よ〜し、明日、決行しますだ〜!」


ガンちゃんの立てた作戦とは?そして実験とは?
いよいよ明日、その事実が明らかになる!


待て、次回!(笑)


by belldan Goddess Life.


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事件!(マジカ?


参照:「薬師寺涼子の怪奇事件簿
 原作 田中芳樹