女神さまっ

何もほしくは無いんだよ
なのに君は聞いてくる「あなたの願いは何ですか」
風が運んで来た季節 変わる時の中にでも
変わらないものって あるんだって思った
「それって何ですか」
俺は、何もほしくは無いんだよ


君の他には。


初めて歩き出した幼子のような そんな覚束ない足取り
あの木陰まで あの柔らかな草原まで あの日にまで
心はいつだって逸っているのだけども


繋がってると感じる この掌に包まれた暖かい思いは
きっと君が教えてくれたんだ 心の扉を開けて


夏に「サヨナラ」した秋のある日 俺は君に告げた


まっすぐな目をして 見詰め続ける君


心に去来するのは いつだって君の笑顔だ


その君の瞳に写る俺は そんなにわるくない と思う


ベルダンディー 俺は、もっと君がそばにいてほしいと」
そう思った 心から


「もっと?」  「ああ、そうなんだ」
「ずっと?」  「うん、ずっとだ」
「ほんとうですか?」  「うん、本当だ」


まっすぐな その君の瞳から流れ落ちた雫は やがて
大河になり 大海原へと流れていくのだろうか
もしそうなら 俺は船を漕ぎ出して その先へと向かい
君の事を抱きしめたい


そのぬくもりは たぶん 今この瞬間感じているものと
同じだろうと思った


愛しい俺の 女神さまっ。


by belldan Goddess Life.


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戯曲とか、シナリオを考えて頭が暴走モード突入(笑)