彼のバイク

千尋さんが、BMWのR90のエンジンを見つけて来た。
「森里クンッ!どうする?」
現在、俺の乗っているバイクはBMWのR50ってヤツだが
サイドカーにしている為、かなりバイクに負担が掛かっている。
どちらかと言えば非力なエンジンで、マイルドな感触が
気に入っていた。だが、ちょっとした改造だけはしていた。だけど
何しろ年代物なので、そろそろヤバイかな、とは思っていた。


そんな矢先の事だった。
「ファインチューニングでも良いとは思うけど、どうかな?
いっそエンジンを載せ変えてみるってのは?」
千尋さんのアドバイスだった。
「・・・それは良いとは思いますが、ちょっと経済的に苦しくなって
しまうんですよね・・・俺の場合・・・」
R90のエンジンを載せ変えるのはやぶさかではないのだが、
そのままだとフロント回りとかブレーキがついていけないので、
その辺も含めての出費となってくる。


「ふぅん・・・でも、速くなるよ〜」
千尋さんは、嬉しそうに催促してくる。
「・・・考えてみます」
俺はそう言うのが精一杯だった。


後でベルダンディーとも相談してみよう。


*** *** ***


そんな訳で、もっとバイクとか車の話を書きたい。
そんな感じで、ササッと書いたのは良いけれど、これがまた
話が長く長くなりそうな気がして。


by belldan Goddess Life.