伝えたい事。

何から伝えて行けばいいんだろう。
君のその優しさは、何処から来ているのだろう。
例えば大きな大木のような、どっしりとした構えで
何事にも揺らされない、確りとした意思のような。


君のその燐とした強さは、何処から来ているのだ。
例えば風に揺れる柳の枝のように、たおやかに柔軟に
風と共にある、しなやかな感性とか。


「なんだろう」
「何がですか?」
「何を伝えたかったんだろう」
「うふふ」


君が笑う。その笑顔は優しさの塊となって世界に浸透する。
君が笑う。その笑顔は強い気持ちを伴って世界に蔓延する。


「螢一さんっ」
「なんだい?」
「関心を持つなんて、感心ですねっ」
「そう、かな」


世の中に無関心でいると言う事は、その優しさ厳しさを知らない
と言う事だと思う。
そこには愛の、その一欠けらもないと思うもの。


ベルダンディー
「何ですか?」
「俺は君の事を、とても興味深く感じているよ」
「あら、とても嬉しい事です」


知れば知るほど興味は尽きない。無関心では居られない。
そしたら目に映る君の姿が、とても愛しいものになって来る。


「綺麗な髪とか、その姿とか」
「まぁ」
「でも、一番綺麗なのは、その君の心なんだよね」
「螢一さんっ・・・」


俺の隣に居てくれる事を、とても誇らしく思う。
でも
あれ?
俺の伝えたかった事って…。


伝えたい事。


by belldan Goddess Life.


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時代遅れの左翼主義にサヨナラ。
政治時事等の話は、これからは別館にて。