夏の空へ

夏の高い空 東の空に入道雲
モコモコの大きな雲がひとつ
きっとその中には神秘的な城があって
きっとその中には魅力的な姫君がいて
笑ったり怒ったりして世界を眺めているんだ


現在(いま)君はどうしてる?
その世界の住み心地はどうだい?


俺は見上げた空に向かってそう思ったんだ。


風の中に含まれる季節の届け物は
いつだって突然なのだからねぇ
バイク停めてメット外して外の空気に触った。
この世界に居て 自分の存在を確かめた。
「ハロー俺の強みはなんだい?」
その答えが知りたくて 何度も何度も考えた。
「ハロー俺の弱みってなんだろう?」
たくさん有り過ぎて 弱気になったりもする。


そして自分の両手を見つめて、一体何が出来るのか
自問してみる。
一人では何も出来ないし、全ては完璧じゃないけど


夏の空に 高い高い青空にそびえ立つ入道雲くらいの
希望はあるんだ。


俺の声、届くかな。


by belldan Goddess Life.