朝の風景

慌しい朝の支度は誰の為に?
そんな気持ちにさせる彼女の朝は早い。
どれくらい早いかと言うと、朝日よりも、だ。
そっと開けた襖から、愛しい彼の寝顔を
愛でるように見詰め、彼女の朝は始まる。


台所に向かう。朝ご飯の支度は何時もの
ルーティンワークのようにも見えるが、彼女の
手にかかれば、まるでそれは音楽を奏でるよう。


奏でるリズムは端正なワルツのよう、綺麗な
三角形が織り成す音が空間に響き渡ると、世界は
淡い眠りから起き出すようだった。

「おはよう、レタスさん」
「おはよう、ブロッコリーさん」
「おはよう、にんじんさん」
「おはよう、キョウリさん」


朝の挨拶、それはまるで今日への賛美と感謝と
そして報恩を忘れない、と言っているみたいで
彼女の微笑みが、ステキなエッセンスとなり
芳醇な時間が始まる合図となる。


コトコトと沸騰するケトル。
香ばしく焼けたパンの匂い。


朝は本当に色んな音と香りが世界を構築している。



「いつも早いわねぇ〜おはよ」
「おはようございます、姉さん」
「おはよー!お姉さま〜」
「おはよう、スクルド
「あれ?螢一は?」
「姉さん、螢一さんなら…」


まだ、寝てます…でも、可愛い寝顔だった…


「仕方ないわねぇ〜じゃあ、あたしが…」
「待って、姉さんっ」
だって、私が彼の一番になりたいんですもの。


朝の風景。


by belldan Goddess Life.


*** *** ***


えーと、またまた寒波が到来って感じで、朝は辛いヨ。
まぁ昼も夜もつらいけどね。
朝って物語の起…って感じがするじゃない?
だとすると昼、夜で、承転結…ってドタバタな感じで
表現するけど、進むとする。強引だねぇ。
それぞれにいろんな立場からフラグが立ち、それを
収束させて行くのが建前にしてあると思うのだけど、
そんなもん現実にはないから!笑
マジでないからねぇ。
創作物語だと、話を纏める際に用いるこの機能は
現実にはうまく機能しないよね。
時間差とか、色々ありそうなのでね。


プロとして作品を制作している方々は
本当にご苦労なさっているのだけど、
そして泣き言も言うけど、作品は作る。
出来栄え如何に関わらず、人気が出たり、出なかったり
する世界で戦う、と言うか仕事しているって
本当にすごいなー、と。


そんな所で戦って仕事して作品を作り上げる人たちの
作品、作者を私は批評なんか出来ません。


ただ、面白かった、面白くなかったは言うけど。笑